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Your search : [ author:文 写真·鄧勃] Total 4060 Search Results,Processed in 0.134 second(s)
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2362. 風鈴
凌晨西郭(りようしんせいかく)を出(い)で 招提新雨過(しようだいしんうす)ぐ 日出(ひい)づるも人(ひと)に逢(あ)わず 満院風鈴語(まんいんふうれいかた)る清の詩人王士禎(一六三四~一七一一年)の「雨後天寧寺(うごてんねいじ)に至(いた)る」です。天寧寺は北魏(三八六~五三四年)の孝文帝の時代に建立された北京の古刹です。実はこの天寧寺、わたしの家のすぐ近くにあるのです。家の裏を流れる川の向うに
Author: 文·李順然 え·于叔方 Year 1993 Issue 7 PDF HTML
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2363. 立秋
独(ひと)り行(ゆ)き独(ひと)り語(かた)る曲江(きよくこう)の頭(ほとり) 馬(うま)を迴(めぐ)らし遅遅(ちち)と楽遊(らくゆう)に上(のぼ)る 蕭颯(しようさつ)たる涼風(りようふう)と衰鬢(すいびん)と
Author: 文·李順然 え·于叔方 Year 1993 Issue 8 PDF HTML
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2364. 晋南(上)新絳
中国の歴史遺跡や古代文物のすきな人は、地下文物を見ようと思ったら陝西省が一番、地上文物を見ようと思ったら山西省が一番だ。その中では南部の新絳(しんこう)県に指を屈するだろう。山西省は春秋時代(紀元前七七〇~前四七六)の大国晋(しん)があった所なので、山西省を晋と呼ぶことがある。新絳県は晋が二度目の都を置いただけあって、地理条件に恵まれている。西は黄河の渡し場として有名な竜門に通じ、県城の南には汾(
Author: 写真·文 藺永茂 魯忠民 Year 1993 Issue 8 PDF HTML
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2365. 仲秋
三五夜中新月(さんごやちゆうしんげつ)の色二千里外故人の心(にせんりがいこじんこころ)唐の詩人白居易(七七二~八四六年)の「八月十五日(はちがつじゆうごにち)の夜禁中(よきんちゆう)に独(ひと)り直(ちよく)し月(つき)に対(たい)して元(げんさゆう)九を憶(おも)う」の第三句、第四句です。三五夜は十五夜のこと、新月は東の空にでたばかりの月のこと、白居易が陰暦の八月十五日、つまり仲秋の夜に都長安の
Author: 文·李順然 え·于叔方 Year 1993 Issue 9 PDF HTML
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2366. 空と海にまた二つ中日を結ぶかけ橋
さる五月二十六日、私たち両名は本誌の焦克琛とともに全日空機で北京首都空港を飛び立ち、東京を振り出しに横浜、川崎、京都、神戸、大阪の諸都市を見学、六月四日、大阪発上海行き貨客船「蘇州号」で帰国した。短期間の日本研修ではあったが、私にとって八年ぶりの日本は、貴重な体験となった。「日本の飛行機はやはりサービスが違う」―日本人にとっては、なにをいまさらと言われそうな感想ではあるが、率直なところそれが第一印
Author: 文·陳憶青 写真·郭実 Year 1993 Issue 9 PDF HTML
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2367. 重陽
人(ひと)の生老(いのちお)い易(やす)く天老(てんお)い難(がた)し 歳歳重陽(さいさいちようよう) 今又重陽(いままたちようよう) 戦地(せんち)の菊花分外香(きくことのほかかぐわ)し一年(ひととせ)に一度秋風勁(ひとたびあきかぜつよ)し 春(はる)の光(けしき)に似(に)ず 春(はる)の光(けしき)に勝(まさ)る
Author: 文·李順然 え·于叔方 Year 1993 Issue 10 PDF HTML
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2368. 北京市の老朽家屋改造 新居で幸福なスタート
北京市の危険·旧家屋は1360万平方メートルにおよぶが、そのなかで老朽化の激しい家屋は610万平方メートル。それらが集中しているのは、崇文区、宣武区、西城区、東城区の人口密度が高い4つの区。老朽家屋は北京市、北京市民にとって今や一大問題となっている。1990年4月、北京市政府は住宅改造を加速させる決定を下し、現在、取り壊し作業、建設が急ピッチで進められているところだ。住宅の再開発は市民に幸福な生活
Author: (本文参照) 写真 郭実 Year 1993 Issue 10 PDF HTML
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2369. 立冬
明朝(みようちよう)駅使(えきし)発(はつ)せん 一夜(いちや)征袍(せいほう)に絮(じよ)す 素(そ)手針(しゆはり)を抽(ひ)くこと冷(ひ)ややかに 那(なん)ぞ剪刀(せんとう)を把(と)るに堪(た)えんや 裁縫して遠道に寄す
Author: 文·李順然 え·于叔方 Year 1993 Issue 11 PDF HTML
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2370. 蘇州、金鶏湖の真珠採り
春、秋の観光シーズンがくると、蘇州を訪ねる客もぐんとふえる。その蘇州に最近呼びものの観光コースがひとつふえた。蘇州郊外の金鶏湖が売り出した「漁を見て真珠をとる湖上の遊」がそれだ。郷土色たっぷりのこのコースはたちまち人気を呼んで、天堂(極楽)といわれる蘇州の旅に新しい趣向を添えている。国際的に旅の形もただ見てまわるだけの観光型から、自分も何かをやってみる参加型にと流れが変わってきた。いち早くこの動き
Author: 写真·文 鄭翔 周偉明 Year 1993 Issue 11 PDF HTML