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Your search : [ author:郭文場] Total 15 Search Results,Processed in 0.094 second(s)
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11. 烏骨鶏(ウーグーヂー)と烏鶏白鳳丸(ウーヂーパイフオンワン)
中国では婦人は産後によく燉鶏湯(トンヂータン)(土鍋などに鶏、香辛料、水をいれてしっかりとフタをし、火で煮る)をとる。それは鶏肉の味がよいからというだけでなく、主として滋養分に富んでいるからである。鶏の品種はきわめて多いが、そのなかに一品種だけ、羽毛が白くて骨の黒いのがいる。この種の鶏は栄養価が抜群で滋養分が最も多いとされている。これが中国特産の薬用品種―烏骨鶏(日本ではウコッケイあるいはオコッケ
Author: 劉穎 郭文場 Year 1976 Issue 6 PDF HTML
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12. 大蒜(にんにく)
大蒜(にんにく)は調味料としても漬物としてもよく食膳にのぼり、またさまざまな効きめを持つクスリとして民間によく知られている。にんにくは、食欲をそそり、消化をたすけ、殺菌力があるばかりでなく栄養もゆたかである。それで中国の家庭では、にんにくやにんにくの漬物をいつもかかさずにそなえておく。漬物としての にんにく中国では、ずっと昔からにんにくを食用としてきた。しかもその食べ方はさまざまで、調味料にしたり
Author: 郭文場 李暁一 Year 1975 Issue 10 PDF HTML
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13. 蛇蛇薬その他
中国は温帯、亜熱帯、熱帯にまたがっており、面積が広く、物産もゆたかである。また、動物、植物のいずれにもたいへんめぐまれている。なかでもヘビ類がかなり多く、全国各地に分布しているが、ヘビの数が多くて有名なのは蛇島である。蛇島は、遼東(リヤオドン)半島の西方海上に浮ぶ全長約一·五キロ、幅〇·七五キロの小さな無人島。草木が生い茂り、奇岩怪石がいたるところにみられる。そこでは草むらにとぐろをまいたり、岩の
Author: 郭文場 李暁一 Year 1975 Issue 12 PDF HTML
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14. 茘枝(れいし)
中国には茘枝(れいし)という独特な風味をもつくだものがある。アンズほどの大きさで、赤い色をした固い皮におおわれ、水気の多い白い果実はあまくてじつに美味しい。珍しいくだもの昔から中国の文人·学者の多くは茘枝にちなんだ詩や文章をつくり「百果のうち、一つとして比べうるものなし」とたたえている。宋代の有名な詩人蘇東坡(一〇三七年~一一〇一年)は、その詩のなかで「日に茘枝を三百顆啖(こくら)えば、長く嶺南の
Author: 郭文場 李暁一 Year 1976 Issue 7 PDF HTML
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15. 菊
菊のふるさと菊(キク)の栽培はいまでは世界中でひろくおこなわれ、種類もひじょうに多い。ところで、このキクのふるさとはどこかというと中国なのである。中国でのキク栽培の歴史は長く、三千年以上もまえからおこなわれている。戦国時代(前四七五年~前二二一年)の書物には「季秋之月、菊有黄華」とある。これは早期に栽培されていたキクが野生ギクとほとんど同じで、色が黄色だったことを物語っている。そのころのキクは観賞
Author: 郭文場 李暁一 Year 1977 Issue 0203 PDF HTML