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Your search : [ author:編·え 董愛正] Total 16 Search Results,Processed in 0.076 second(s)
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11. 兵法三十六計〈その11〉
戦いの場では百%無傷の勝利を望むのは無理だ。いかに犠牲を小さくして、全局の勝利を収めるかが現実の課題となる。「李代わりて桃優る」とは、あれとこれとが入れ代わりになること。李(すもも)が生長するためには桃が倒れるほかはないという状況をさしている。孫膿が立てた作戦は無傷の勝利を夢想するものではなく、初めから不可避の損害を計算した実践的なそれだったのだ。
Author: 編·え 羅金湖 Year 1992 Issue 11 PDF HTML
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12. 混戦の計③ 金蟬脱殻(きんせんだつかく)
金蟬は金で蟬をデザインした冠。金蟬脱殻はもぬけの殻(から)となること。戦国の世では盟友がいつ敵になるか油断もすきもなかった。楚は盟約に従って韓とともに戦うと見せかけて、秦のほこ先を巧みに韓一国に向けさせ、まんまと自国を保全した。次回は「門を関して賊を捉う」ご期待を……
Author: 編·え 羅金湖 Year 1993 Issue 9 PDF HTML
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13. 混戦の計④関門捉賊(門を関(とざ)して賊を捉(とら)う)
「門を関して賊を捉う」とは、忍び込んだ泥棒をとじこめてとらえること。唐代の末、農民起義軍をひきいた黄巣は、占領した長安をいったん放棄して、唐軍を呼び込んだ。次回は「遠交近攻」ご期待を……
Author: 編·え 羅金湖 Year 1993 Issue 10 PDF HTML
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14. 混戦の計⑤ 遠交近攻
遠方の国と同盟し、近隣の国を攻めること。しかしその同盟は近隣の国をつぶすための謀略である。ねらいは複数の敵が手を結ぶことを妨害し、各個撃破によって、やがて全体を一呑みにするところにある。次回は「途を仮りて虢を伐つ」ご期待を……
Author: 編·え 陳宝福 Year 1993 Issue 11 PDF HTML
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15. 混戦の計⑥仮途伐虢(途(みち)を仮(か)りて虢(かく)を伐(う)つ)
小国は団結してこそ大国に対抗できる。大国にしてみれば、その団結を破らないと、小国だからいってあなどることはできない。大国晋が小国の虢と虞を併合するために、策を用いてまず虞国の領内を通る許可をとったとき、虞と虢は自滅の道を歩み始めた。次回は「梁を偸んで柱を換う」ご期待を……
Author: 編·え 羅金湖 Year 1993 Issue 12 PDF HTML
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16. 宝の茶碗
昔ある国に残忍で乱暴な王がいました。国王はかぞえきれないほどたくさんの宝物をもつていました。けれどそのなかでも一番の宝は茶碗でした。それというのも、この宝の茶碗には美しい模樣がえがかれていたからです。しかしその模樣は肉眼では見えず、天眼鏡(てんがんきよう)を使つてやつとみえるほど、こまかいものでした。この茶碗は千年もまえに、名人とうたわれたある陶匠がつくつたものですが、おしいことにその技術はつたえ
Author: 賈芝 孫劍氷編 え·虹霖 Year 1959 Issue 3 PDF HTML