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Your search : [ author:南英 風儀 汝金] Total 57 Search Results,Processed in 0.105 second(s)
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11. ひとりで気楽に…
一九三〇年代に、上海でつくられた映画で、独身者の生活の苦しみを描いたのがある。主人公の名は「王老五(ワンラオウー)」といって、五〇代以上の人なら、ただ生きんがために悪戦苦闘する主人公の哀れな姿を思い浮かべ、その主題歌を口ずさむことができるだろう。王老五、ああ王老五 なんと不運な男 三十五にもなるというのに つくろう人もいないとはこの映画が上映されてから、「王老五」はひとり者のニックネームになり、現
Author: 南英 Year 1982 Issue 4 PDF HTML
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12. 調整後の中国対外貿易
一年前である。中国政府が国民経済にたいして大幅な調整を決定した当時、中国はこの調整の影響で対外開放の政策が後もどりし、対外貿易もジリ貧になるだろうとの見方が、一部にあった。しかし、事実は、こうした予測とまったく逆に推移した。実際に調整にとりかかっても中国の対外貿易は縮小しないばかりか、かえって大きな伸びを見せた。一九八〇年の輸出入総額は三七七億ドルで、七九年に比べ二五%増えたし、経済調整前の七八年
Author: 南英 Year 1982 Issue 5 PDF HTML
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13. 中国のスポーツ界現状と展望
いま、中国はスポーツ·ブーム近年らい、中国にはかつてないスポーツブームが巻き起こっている。昨年十二月、第九回アジア競技大会に参加してインドのニューデリーから帰国した中国スポーツ代表団は、国じゅうあげての歓迎をうけた。北京では、人民大会堂で祝賀会がもたれ、党と政府の指導者のほとんど全員が出席したし、選手たちは、それぞれ故郷でも地元の政府指導者をはじめとする人びとの歓迎をうけた。全国各紙はこぞって紙面
Author: 南英 Year 1983 Issue 5 PDF HTML
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14. 首都北京21世紀への青写真
「士、別れて三日ならば、刮目(かつもく)して相見るべし」この言葉はもともと、人が短時日で急速に成長をとげることを形容したものだが、いまでは、北京の変化を形容するのによく使われている。一九七〇年代末期から、北京の都市建設は、たしかに日進月歩の変化をみせている。市内の前門、崇文門、宣武門の大通りにいちはやく出現した高層建物の群れにつづいて、市の中心をつらぬく東·西両長安街に隣接する復興門街の両側にも新
Author: 南英 Year 1984 Issue 2 PDF HTML
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15. 中日友好 21世紀へむけて
日本の中曾根康弘首相は、さる三月二十三日から四日間、中国を訪問した。その内容および成果については、すでに広く報道されているが、随行した本誌記者の目に映じたその動静を、ここに改めて報告するとしよう。北京空港で3月23日(金曜日) 北京(晴れ)午後三時、中曽根首相の特別機が到着する一時間前、北京空港南ビルの記者休憩室に、内外記者がぞくぞくと集まってきた。大多数は中国と日本の記者だが、少なからぬ欧米の記
Author: 南英 Year 1984 Issue 6 PDF HTML
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16. “日光城”西寧
世界の屋根といわれる青蔵(青海·チベット)高原は、アジア大陸の奥深くにあり、青海·チベットの全域と、甘粛、四川、新疆の一部を含む二三〇万平方キロの地域で、海拔の平均は四五〇〇メートル、これほど広大で高峻な地形は、世界のどの高原にも類を見ない。
Author: 南英 Year 1985 Issue 8 PDF HTML
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17. ラマ黄教の聖地塔爾寺
多民族共存の地西寧で一番賑やかな大什字(ターシーヅー)という通りは、ホテルの西寧賓館からすぐ近くで、ひまを見てはよくぶらついた。この地ならではのいろいろな兄弟民族が行きかう風景にひきつけられる。人の流れのなかに、さまざまの民族衣装の人がいる。チベット族はラシャの帽子に、毛皮の長い服を着て、腰にチベット刀をつるしている。土(トウ)族は白のフェルト帽に、銀の飾りを胸につけ、蒙古族は色とりどりの緞子(ど
Author: 南英 Year 1985 Issue 9 PDF HTML
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18. 青海湖畔 日月山頂に立つ
青蔵公路と唐蕃の古道循化サラ(撒拉)族の里に別れをつげ、私たちのジープは山岳地帯を抜けて再び西寧市に出、そこから平坦な公路を西に向かった。ふと、公路のわきに「青蔵公路」と記したコンクリート標識があるのに気がついた。「青蔵公路を走っているんだ!」私はこの発見に感動していた。ここは私の夢のルートだ。一九五〇年代から青蔵公路と、公路建設にあたっての幾多の話を私は耳にしてきた。公路は青海省の西寧を起点とし
Author: 南英 Year 1985 Issue 11 PDF HTML
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19. 太古は海底だった高原の湖青海湖
青海湖草原倒淌河の町を抜け、ジープはスピードをあげて青海湖へ向かう。青海湖とその周りの山々との間は、広々とした美しく豊かな草原になっている。草原の中程にさしかかると、目の前が明るく開けて、見わたすかぎり緑のじゅうたんのような天然の牧場である。とりどりの野の花が草原をいろどり、大小いくつもの渓流が流れている。あまり遠くないところに、黒、白二色のテントが見え、数えきれない羊や馬やヤクの群れが、雲が流れ
Author: 南英 Year 1985 Issue 12 PDF HTML
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20. 吐谷渾の古城に分け入る
ながい旅だ。思いがけないことがおこっても不思議でない。青海湖の旅がすんだら、青蔵(青海―チベット)自動車道路に沿って西にむかい柴達木(チヤイダム)盆地に行こうと思っていた。ところが、さて出発というときになって、青海省社会科学院の学者たちにであったのだ。かれらが、青海湖の西南部によこたわる群山のなかに共和(ゴンホー)盆地があることを教えてくれた。柴達木盆地ほど有名でないけれど、独特な魅力のあるところ
Author: 南英 Year 1986 Issue 1 PDF HTML