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Your search : [ author:写真·文 何竜盛] Total 488 Search Results,Processed in 0.129 second(s)
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131. ラサの黄色いレストラン―「MAKYE AME」
チベットのラサについたその日、有名なバルコル街(八廓街)を見に行った。「ラサに来て、ジョカン寺(大昭寺)とバルコル街を見なければ、チベットに来たことにはならぬ」と言われる。バルコル街は、ジョカン寺の塀をぐるりと囲んで建っている。幅七、八メートルの石畳の道の両側に、古い店やにわか造りの露店が並び、チベット独特の工芸品が店頭に並べられている。ジョカン寺の門前から街を二キロほど歩くと、またもとの場所に戻
Author: 写真 文·馮進 Year 2001 Issue 9 PDF HTML
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132. ヒンヤリ美味な北京式あえもの
北京の夏は暑く、残暑はきびしい。ギラつく太陽の光、時折り激しいにわか雨が降ると、さらに蒸し暑さもまして、食欲不振になる。そうなると油で炒めた料理など、作る気さえしなくなるのは当然だろう。そういう時にと、李さんが教えてくれたのが、ヒンヤリとおいしい野菜のあえものの数々だ。李さんの家では、夏はひんぱんにこうした料理を食べるのだという。李さんの家は、北京の中心部にある古い四合院だ。ここはとても広く、かつ
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 9 PDF HTML
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133. いまどきの男の手料理
今年二十七歳になる蔡波毅さんはハルビン出身、大学卒業後に北京で仕事を始め、一年前に結婚したばかりだ。奥さんはホテル管理学を専門に学び、その時に調理のレッスンを受け、美食の数々を知った。ただ、彼女は自分で手を動かすことはあまりなく、ひたすら夫の料理の腕を絶賛している。多くの中国人と同じく、蔡さんの生まれ育った家庭は両親が共働きで、小さいころから自分の生活は自分で面倒をみなくてはならなかった。票さんが
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 10 PDF HTML
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134. 人間として認められる13歳
北京から丸四日を掛けて、雲南省と四川省の省境·寧蒗県にある瀘沽(ろこ)湖湖畔のモースオ(摩梭)人居住区に到着したのは、大晦日前夜だった。モースオ人は、今でも母系社会の伝統を守り続けている部族で、一年二回、年越しを祝う。一つは「小正月」で、旧暦十月、秋の収穫後の古日に、お祝いとして豚をさばき、母系のごく近い親族を招待して祖先の霊を祀り一家団欒する。もう一つは、臘月(旧暦十二月、新暦一月前後)下旬から
Author: 写真 文·狄華 Year 2001 Issue 11 PDF HTML
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135. 記者一家の「江湖料理」
この連載にご協力いただけることになり、友人の友人である郭無忌さんの家にお邪魔した。部屋に入るなり、私は郭さんのコレクションに魅せられてしまった。―チベットの石刻や泥仏、雲南省の少数民族の衣装や髪飾り、恐竜の卵の化石、有史以前の彩陶……と、挙げ始めたらきりがない。これらはすべて、中国各地を歩き回って集めてきた「収穫」だ。郭さんは四人家族で、四人とも記者だ。家のあるじ·郭無忌さんは今年六十一歳。一九六
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 11 PDF HTML
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136. 立春の主役は日常食
日本でも知られているように、旧暦では、四季の変化によって一年を二十四節気に分けている。立春はその第一番目だ。毎年二月四日前後に当たり、新春の到来を告げ、農業行事が始まる日である。昔から、中国人は立春を最も重要な節目と考えていて、古代の皇帝が盛大な春の祭典を催したほか、民間にはお祝いに春餅(小麦粉をこねて丸く薄く伸ばして焼いたもので、これで具を巻く)を食べる風習が残っている。唐(六一八~九〇七年)の
Author: 写真 文·郭実 Year 2001 Issue 12 PDF HTML
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137. 腰果蝦仁(ヤオグオシアレン)
「隣の家常菜」は、ごく簡単に作ることができる家庭料理だ。このコーナーでは今年から、本社の社員に「お隣さん」として登場してもらい、自慢の料理をそれぞれご紹介する計画だ。読者の皆さんには、社員たちを身近に感じてもらうとともに、一般的な家庭料理の作り方をお教えしたいと思う。トップバッターは、財務主任の邵春恵さんだ。邵さんは邵一家の名料理人で、彼女が作る豚(トン)足のしょうゆ煮やトマト入りギョウザは、「プ
Author: 写真 文·郭実 Year 2002 Issue 1 PDF HTML
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138. 新しい街に生きる
世界の注目を集める長江三峡ダムプロジェクトは、一九九三年の着工以来、九年の歳月が流れた。二〇〇二年、ダム(堤体)の高さは百八十五メートルに達し、ダムサイトの上流、下流に造られた締め切りダムが徐々に取り除かれて、貯水を利用するための取水と導水が始められる。また、船行川の水門が完成し、試験運航がスタートする。二〇〇三年には、ダム貯水池の水位は海抜百三十五メートルになり、船の運航や発電タービン二台の運用
Author: 写真·文 郭実 Year 2002 Issue 2 PDF HTML
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139. 白玉鑲金(バイユィシャン ジン)
沈文玉さんは、本社の社長であるばかりでなく、家庭料理の愛好家である。上海に生まれ、長年北京で働いてきたが、上海人の生活習慣は今も身に染みついているという。料理を作る上でもそうで、そこには上海人ならではの細やかな工夫が凝らされている。普通は仕事で駆けまわっているが、家に帰ると家事もこなさなければならない。台所に立つこともしょっちゅうだとか。そこで早速、このコーナーに協力してもらうことにした。今回、披
Author: 写真 文·郭 実 Year 2002 Issue 2 PDF HTML
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140. 商人たちの繁栄伝える古都
山西省中部に位置する平遥は、悠久の歴史と文化に彩られた古い街である。西周時代の宣王年間(前八二七~前七八二年)に興され、すでに二千七百余年の歴史をほこる。さらにさかのぼれば新石器時代、人類の祖先がここに生息していたという。また、伝説上の五帝の一人·堯が、ここを初めて領地にしたと伝えられることから、古くからその名を馳せた。紀元前二二一年に中国が「郡県制」を敷いて以来、ここは県の都·県城(県庁所在地)
Author: 写真·文=馮進 Year 2002 Issue 3 PDF HTML