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Your search : [ author:李順然=文 馮進=写真] Total 244 Search Results,Processed in 0.093 second(s)
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121. 自動車と電気を生み出す「夜郎国」
安順は貴州省の中部、貴州高原の平地に位置する。早くから開かれた土地で、二千年前の戦国時代に、西南少数民族が地方政権をとった牂牁国(そうかこく)と夜郎国(やろうこく)の発祥地である。古代の成語に「夜郎自大(やろうじだい)」というが、それは昔、夜郎国の王が漢国の強大さを知らずに、尊大にふるまった故事によるものである。当時、西南地方の百を数える国のなかでは、滇国(てんこく)(雲南の地にあった古国)と夜郎
Author: 丘桓興=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 6 PDF HTML
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122. 近づく消費者マンゾク社会
不足の時代から、充足の時代へ五十すぎの主婦·倪淑恵(ニーシューフイ)さんは、午前中に自由市場で買い物をするのが日課になっている。市場は自宅から歩いてすぐのところにあり、早朝に卸売り市場から仕入れられた新鮮な野菜、活魚、タマゴ、肉などが売られている。彼女は、どんな品物も買ってみるが、鮮度にはうるさく、その日に食べ切れる量しか買わない。いまの都市住民は、買い物に行く時間さえあれば、毎日新鮮な野菜をそろ
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 7 PDF HTML
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123. ミャオ族の村に子ども授かる橋かける
貴州省東南部に位置する雷山県西江鎮(らいざんけんせいこうちん)は、四方を山に囲まれた町だ。山の斜面に沿うように民家が建てられており、軒がびっしり連なっている。白水河というひとすじの河がふもとを流れ、河辺と山の中腹に拓かれた緑の棚田が、遠くまで延びている。 中国では鎮(町)が末端の行政単位にあたり、村がその管轄下にある。西江鎮は南貴、羊排、卡陽(カーヤン)など十二の村の集まりで、合わせて約千百世帯、
Author: 丘桓興=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 7 PDF HTML
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124. スピード時代に変わるキッチン
ファッショナブルに生まれ変わるテレビの番組制作者である張文華さん(三十六歳)は、定時に帰宅し、キッチンでのんびりと晩ご飯の仕度ができたら、それだけで幸せだと感じる。おしゃれな食器や流行の炊事用品をそろえるのが好きな彼女のキッチンは、温かい雰囲気に満ちている。キッチンはわずか四·五平方メートル程度の広さしかないが、空間を合理的に利用している。コンロと流し台の間には適度な調理台があり、吊り棚には各種の
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 8 PDF HTML
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125. 大地を削る中国の「ナイアガラ」
「黄果樹瀑布(こうかじゅばくふ)」は、中国最大の滝である。黄果樹瀑布とその付近にある瀑布群、千姿百態の水上石林、プイ族が住む村落……。それらが、ともに組み合わされた国家クラスの「黄果樹風景名勝区」は、貴州省のなかで、もっとも旅人を引きつける観光名勝となっている。黄果樹瀑布はいまや、貴州省の代表的なイメージであり、シンボルとなっているのだ。黄果樹瀑布は、省都·貴陽市の西南百三十七キロに位置し、自動車
Author: 丘桓興=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 8 PDF HTML
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126. 3000年眠りから覚めた青銅器たち
今年一月、中国の西北、陜西省のある農村で、二十七件の銘文の入った青銅器が一挙に出土した。鑑定の結果、この青銅器群は、今から約三千年前に栄えた西周時代に造られたもので、銘文には当時の王の系譜や社会の状況が記されていた。 「今世紀になってから最大の考古学上の発見だ」と、考古学や歴史学の研究者たちはこの発見に驚喜している。北京でも展示され、反響を呼んだ。
Author: 丘桓興=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 9 PDF HTML
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127. 新しく生まれたリラックス空間
婁菲(ロウフェイ)さん(三十三歳)と夫は、同じ外資系企業で働いている高給取りだ。二〇〇一年、彼らは北京の南郊外に、三階建ての一戸建て住宅を手に入れた。内装工事の際、彼女は、建築面積約百八十平方メートルの新居に、三つの「衛生間(ウェイションジェン)」(トイレと浴室)を設置した。一階は客人専用とし、浴室は作らなかった。二階には、トイレとともにシャワールームを取り付けた。三階は寝室とつながっていて、トイ
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 9 PDF HTML
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128. 移住の歴史語る石造りの要塞の村
本寨は、貴州省の西部、安順市西秀にある村落の一つである。山水にとり囲まれて、青々とした水田がつづく。二百十世帯、人口八百五十人。この漢民族の村落は遠望すると、プイ族の石造りの村のようだ。村に入ると、まるで「軍事の要塞」である。村の手前に、防衛のために石を築いた堀がある。村の後ろに、厚くて高い石壁が築かれている。村の前方、後方、中央に、四階建ての「碉楼」(見張り用のやぐら)が七つ、そびえ立ち、村中を
Author: 丘桓興=文馮 進=写真 Year 2003 Issue 9 PDF HTML
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129. 休日観変えた三つの黄金週間
ひと味違った新しい休日北京在住の陸洋さん(三十九歳)は、避雷設備メーカーを経営している。もっとも重視しているのは、事業の成功と子どもと過ごす時間で、「ウイークデーは仕事を中心に考え、週末は子どもと過ごすために使っている」と話す。彼の妻は貿易会社に勤めていて、同じように忙しい。そのため七歳の息子は、ふだんは陸さんの両親の家で寝起きし、学校に通う。陸さんは、どんなに忙しくても、週末には休みをとって、息
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 10 PDF HTML
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130. 山懐に抱かれた陽明学ゆかりの地
貴州省の竜場は、修文県の県城(県庁所在地)である。省都·貴陽市の北郊外四十キロの場所にある。その竜場から東へ一キロの「陽明洞」は、明代の思想家であり、大学者である王陽明の「竜場悟道(りゅうじょうごどう)」(竜場で道を悟る)のゆかりの地である。早速、訪ねてみることにした。王陽明は、字(あざな)は守仁(しゅじん)。一四七二年に、浙江省の余姚(よよう)に生まれた。かつて浙江省の会稽(かいけい)に、「陽明
Author: 丘桓興=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 10 PDF HTML