Current Location: Home » Full Text Search
Your search : [ author:王浩=文 馮進=写真] Total 251 Search Results,Processed in 0.092 second(s)
-
101. 母なる河にはぐくまれ
鎮遠県は、貴州省の東部·黔東地区の要衝である。紀元前二百二年、漢の高祖(劉邦)が「無陽県」を置いたところだ。時代は下って一九八六年、鎮遠県は中国の「歴史文化県」に指定された。県下にある百九カ所の文物遺跡の中で、最も雄大かつ秀麗と目されているのが、国家級の文物保護単位「青竜洞」だ。古建築の博物館·青竜洞青竜洞は、鎮遠県城(県の中心地·?陽鎮)南部の中河山に位置する。敷地面積は二万平方メートル。ここに
Author: 丘桓興=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 2 PDF HTML
-
102. 街で、クラブで、フィットネス
潤いをもたらした新しい風曹静霞さんは、大学卒業後の数年間、翻訳者として働き、いまは駐中スペイン大使館に勤務している。三十四歳で、結婚もしている彼女は、昼間は仕事、夜は家事という忙しい生活を送っていて、空いた時間のほとんどは、三歳の息子の世話に追われている。そんな変わり映えのない日々に、ふと疲れを感じることもあった。半年前、彼女の家の近くに、フィットネス(健身)クラブがオープンし、生活にちょっとした
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 4 PDF HTML
-
103. 太陽射止めた弓矢とともに
貴州省東部の施秉(しへい)県から西南へ五十キロほど行くと、黄平県である。同県の重興郷には、グージャー(?家)と呼ばれる人々が居住している。その美しい服飾や珍しい弓矢の崇拝、恋愛と結婚の習俗は、訪れた人々に忘れられない印象を与えてくれる。緑に覆われた木楼重興郷望壩村は、一面に棚田の広がる山の斜面に位置している。農作業の合い間には、男たちは竹細工を、女たちは刺繍やろうけつ染めなどの手工芸品を、それぞれ
Author: 丘桓興=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 4 PDF HTML
-
104. 花卉農家の喜びと憂い
花卉栽培者と花の郷里四十歳の劉徳君さんは、北京市豊台区花郷の農民であり、栽培基地のマネージャーだ。祖父の花卉(かき)栽培を見て育ったからだろう。花を育てることが生まれつき好きだった。心を込めて育てた花が咲いた時には、すがすがしい気持ちになり、達成感を味わう。高校卒業後に肉体労働や洋服販売のビジネスをしたにも関わらず、最後は先祖代々続いてきた本職、花卉栽培の仕事に戻ってきた。花郷地区は、北京市の南西
Author: 侯若虹=文馮進=写真 Year 2003 Issue 5 PDF HTML
-
105. ミャオ族の銀の飾りがきらめいて
貴州省東部の台江県施洞は、清水江のほとりに位置するミャオ(苗)族の町だ。この地方一帯の渡し場であり、貨物の集散地でもある。人々はエンジンの付いた木造船に乗り、自動車は鋼鉄製のはしけ船に載せて河を渡る。今では、ここに鉄筋コンクリート製の大橋を建設するための資金集めをしているそうだ。河原に広がる市場町には河沿いに石畳の古道があり、さまざまな店が立ち並んでいる。この日は市(いち)の日ではなかったため、客
Author: 丘桓興=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 5 PDF HTML
-
106. 共働き家庭支えるお手伝いさん
住み込みの「新家族」中国語では通常、お手伝いさん(家政婦)のことを保姆(バオムー)と呼ぶ。中学卒業後に北京に出て来た沈麗敏さん(二十歳)は、李弘哲さんの家で保姆を務めて三年になる。都市での生活が長くなり、安徽省の農村で生まれ育った彼女も、今では北京の若い女性となんら変わらない。李さんは、息子家族と同居のお年寄りで、五人家族である。沈さんは、中学生の李さんの孫娘と同部屋で寝起きしていて、今では二人は
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 6 PDF HTML
-
107. 自動車と電気を生み出す「夜郎国」
安順は貴州省の中部、貴州高原の平地に位置する。早くから開かれた土地で、二千年前の戦国時代に、西南少数民族が地方政権をとった牂牁国(そうかこく)と夜郎国(やろうこく)の発祥地である。古代の成語に「夜郎自大(やろうじだい)」というが、それは昔、夜郎国の王が漢国の強大さを知らずに、尊大にふるまった故事によるものである。当時、西南地方の百を数える国のなかでは、滇国(てんこく)(雲南の地にあった古国)と夜郎
Author: 丘桓興=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 6 PDF HTML
-
108. 近づく消費者マンゾク社会
不足の時代から、充足の時代へ五十すぎの主婦·倪淑恵(ニーシューフイ)さんは、午前中に自由市場で買い物をするのが日課になっている。市場は自宅から歩いてすぐのところにあり、早朝に卸売り市場から仕入れられた新鮮な野菜、活魚、タマゴ、肉などが売られている。彼女は、どんな品物も買ってみるが、鮮度にはうるさく、その日に食べ切れる量しか買わない。いまの都市住民は、買い物に行く時間さえあれば、毎日新鮮な野菜をそろ
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 7 PDF HTML
-
109. ミャオ族の村に子ども授かる橋かける
貴州省東南部に位置する雷山県西江鎮(らいざんけんせいこうちん)は、四方を山に囲まれた町だ。山の斜面に沿うように民家が建てられており、軒がびっしり連なっている。白水河というひとすじの河がふもとを流れ、河辺と山の中腹に拓かれた緑の棚田が、遠くまで延びている。 中国では鎮(町)が末端の行政単位にあたり、村がその管轄下にある。西江鎮は南貴、羊排、卡陽(カーヤン)など十二の村の集まりで、合わせて約千百世帯、
Author: 丘桓興=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 7 PDF HTML
-
110. わたしの北京五十万年
清が都を北京に移した順治元年 一団の日本人が瀋陽から北京に向かった 一行は道中で万里の長城を目にした 北京では紫禁城も訪れた 摂政王ドルゴンとも会っている 清初の北京の街をあちこち見てまわり 一年ほど北京に滞在したあと
Author: 李順然=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 8 PDF HTML