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Your search : [ author:楊植霖(ヤンチーリン)え·顧炳鑫(クービンシン)] Total 2 Search Results,Processed in 0.093 second(s)
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1. 獄中の王若飛
はがねの心冬がやってきた。塞外の気候はつねに零下二十数度まで下がった。獄房には火の気もなく、夜のしとねはつめたく、同志たちは寒さにこごえて死線をさまよっていた。ことに足かせをはめている同志などは、かせをはめるとズボンをはくのにこまるので、ズボンのまたを裂いてひもでしばっていたが、こうすると寒風が吹きこみ下腹がすっかり冷えきって、まったくたまったものではない。食事はまい日二食、あいかわらずのアワ飯で
Author: 楊植霖(ヤンチーリン) え·顧炳鑫(クービンシン) Year 1964 Issue 2 PDF HTML
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2. 獄中の王若飛【第8回】
黄平の裏切り行為を批判するある日わたしたちが獄房でむだばなしをしていると、仲間の一人が鉄窓によじのぼってきて、外から小さな紙玉をなげいれた。わたしがうけとって、ひらいてみると、その紙には小さな文字がぎっしり書きこまれていた。みごとな筆跡からそれは王若飛(ワンローフエイ)同志の書いたものだと解った。わたしたちは待ち望んでいたので一気に読みくだした。文章の冒頭は、明代の民族英雄于謙(ユイチエン)の焚石
Author: 楊植霖(ヤンチーリン) え·顧炳鑫(クービンシン) Year 1964 Issue 6 PDF HTML