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Your search : [ author:古華え·華其敏] Total 2 Search Results,Processed in 0.067 second(s)
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1. 山番の小屋(上)
中国南方の、霧界山という森林地帯に、仙女のように美しい「瑤族のあねさま」のうわさが伝わって、もう何年にもなる。霧界山のずっと奥の、緑毛坑というところに、営林場の番をしている盤青青という名の美しい瑤族の娘がいて、山で生まれ山で育って、婿を迎えたことまでは、営林署の若い者も聞いて知っている。だが、緑毛坑は営林署のある町から五〇キロも奥だ、青青は一度しか出てきたことがないので、仙女のようだといわれる姿を
Author: 古華 え·華其敏 Year 1987 Issue 4 PDF HTML
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2. 山番の小屋 (下)
まだ「文化大革命」が終らない頃の話である。近代文明からかけはなれた霧界山の奥の、緑毛坑という所に、片腕の都会の青年李幸(リシンフ)福が来たことから、美しい瑤族の妻をもつ営林場の番人王木通(ワンムウトン)は、ある種の予感に嫉妬圧する。緑毛坑の日々はまた眠っし、李を制たような静寂に戻ったが……この年、冬に入っても雪がなく霜ばかりという異常な気候が続いた。老人たちは「これはよくない兆候だ、冬も春もカラカ
Author: ●古華 ●え·華其敏 Year 1987 Issue 5 PDF HTML