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Your search : [ author:何文思] Total 4 Search Results,Processed in 0.086 second(s)
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1. 期特される今年の農業
麦の苗は氷のとけた大地にしやんと腰をのばし、田畑は若々しい緑につつまれている。二年つづきのひどい自然災害とたたかつてきたわが国の農村はいま活気にあふれ、せつせと立ち働く人びとの姿がいたるところに見られる。自然災害によつてもたらされた一時の困難は、中国人民の「大自然と闘つてあくまで食糧の増産をかちとろう」という闘志をかきたてた。農村人民公社の社員たちは、小麦に冬をこすための肥料をいれ、水をやり終ると
Author: 何文思 Year 1961 Issue 3 PDF HTML
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2. 中国の農地水利建設の大発展
中国の水利資源はきわめてゆたかである。全国には大中の河川が六〇〇〇あまりもあり、毎年の平均流水量は約二万六八〇〇億立方メートルにたっする。また、すくなからぬ地区には、相当ゆたかな地下水が埋蔵されている。したがって、灌漑を発展させる自然条件は比較的にめぐまれているといえる。だが、いま一面からいうと、中国の地勢と気候はひじょうに複雑で、降雨量が地方的に時間的に不均衡であるため、水害·冠水、干害がいつも
Author: 何文思 Year 1962 Issue 1 PDF HTML
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3. 中国の筆
中国人はみごとな筆跡を評するばあいに龍飛鳳舞ということばを使う。こういう筆跡はもちろん筆をふるう人の腕によることであるが、毛筆の功も見落とすことはできない。絵のばあいもおなじで、写意と写実をとわず、そうした絵にむく筆の助けを借りずには、どんな名人も腕はふるえない。では、中国の毛筆はいつ頃からつくられるようになったか。いぜんは蒙恬(モンテン)(不明~紀元前二一〇年)が筆を発明したという説が有力だった
Author: 何文思 Year 1962 Issue 12 PDF HTML
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4. 紙
中国の紙は漢代(紀元前二〇六~紀元二二九年)の蔡倫(ツアイルン)がその製法を発明してからすでに二千年あまりの歴史をもっている。古代の中国では、獣骨や亀の甲に文字を刻み、竹片や木片に文字をしるしていたが、のちには絹をもちいるようになった。漢初に「幡紙」というのがあったが、これは字を書くに用いた絹のことである。漢の成帝のころに、「赫蹏(けきてい)書」というものがあった。「赫蹏」というのは薄い小型の紙の
Author: 何文思 Year 1963 Issue 1 PDF HTML