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Your search : [ author:励農] Total 4 Search Results,Processed in 0.079 second(s)
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1. 三国·皇象の章草体「急就章」
『急就章』は漢代(紀元前二〇六~紀元二二〇)の小学生が漢字を習うための教科書で、「急就」とは速成の意だ。『急就篇』とも、また単に『急就』とも称し、現存する漢代の小学書のなかでは最古のもので、計三十二章から成る。紙の普及しない当時、木觚(もくこ)(木のふだ)に書かれたところから、冒頭に、「急就奇觚与衆異」と記されている。二〇世紀にはいってから、中国の西北地区で漢代の簡牘(かんどく)(竹や木のふだ)が
Author: 励農 Year 1984 Issue 2 PDF HTML
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2. 宋·薛紹彭の「雑書巻」
グラフ〈書道鑑賞〉もどうぞ中国の書道は、北宋にいたるや、新しい段階に入り百花妍を競うという局面が出現した。唐の書道が法度(はつと)を尊んだといえるのに対し、宋の書道はさらに風格を重んじているのである。だから、書家が輩出した宋代には、多くその得意とする行·草書のなかに、瀟洒飄逸·洗練された風格がはっきりとあらわれている。当時、米芾(べいふつ)とともに名声が高かった薛紹彭(せつしようほう)の書もこの風
Author: 励農 Year 1985 Issue 7 PDF HTML
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3. 西晋·陸機の草書『平復帖』
わが国の書の真跡では、出土した戦国、秦、漢の帛書(はくしよ)や竹簡(ちくかん)のほか、代々伝わったものでしかも名書家の書いたものとしては、陸機の『平復帖』があげられる。『平復帖』、紙本。草書であわせて九行。前に白い絹の題簽(だいさん)(書名や内容を布片などに簡単に書いて貼ったもの)があり、筆で「□□(晋)(平)原内史呉郡陸機士衡書」と書いてある。その筆法の風格は、則天武后時代の『万歳通天帖』中の各
Author: 励農 Year 1986 Issue 2 PDF HTML
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4. 唐·欧陽通の書「道因法師碑」
欧陽通は初唐の人で、大書家欧陽詢の子である。父は早く死に、母の徐氏の指導で書法を学んだ。母はたびたび通に金を渡して、詢の真跡を買い戻し、これを臨模させた。通自身も夜を日についで練習し、数年の間にめざましい進歩を見せ、のちにその書は「大小欧陽体」として、父子並び称せられるようになった。通は人となりが剛直で、天授二年(六九一)、宮中の舎人の役人である張嘉福らが、則天武后の一族の武承嗣を皇太子に擁立しょ
Author: 励農 Year 1987 Issue 5 PDF HTML