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Your search : [ author:写真 文·成衛東] Total 3400 Search Results,Processed in 0.110 second(s)
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1. リースー族の里、維西県
梅里雪山を後に、私達は瀾滄江に沿って南にむかう予定にしていた。ところが、道路が山崩れで不通との情報が入り、徳欽県から中甸経由で維西県へと、ルートを変更することにした。維西県は、北は徳欽県に接し、東は中甸と川をはさんで向かいあう。全国唯一のリースー(傈僳)族の自治県だ。この地にはリースー族のほか、ナーシー(納西)族、チベット族も暮らしている。交通が不便なため、大部分の土地は今に至るまで外界との往来が
Author: 写真 文·成衛東 Year 1999 Issue 6 PDF HTML
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2. 白水台―ナーシー族の白き聖地
中甸の東南百十キロにある三坎は、迪慶チベット族自治州の中で唯一認められた「ナーシー(納西)族自治郷」だ。ここにはナーシー族の東巴(トンバ)教の聖地で、壮大な石灰岩段丘として名高い「白水台」がある。「白水台」の海抜は二千三百八十メートル。大昔の石灰質堆積物が雨水の浸食作用を受け、気の遠くなるような時間を経て変化した、神秘的な風景が目の前に広がる。「白水台」の面積は約三平方キロ。ナーシー族はここを「シ
Author: 写真 文·成衛東 Year 1999 Issue 7 PDF HTML
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3. 高原の輝く真珠「碧塔海」とラマ教寺院
迪慶(てきけい)高原に点在する湖や沼には「海」と呼ばれているものが多い。高地の水源が人々にとってどれほど貴重なものか、「海」という呼び名からもうかがえるようだ。中甸(ちゅうでん)県の県城(県の行政の中心地)から東へ二十五キロにある湖「碧塔海」もその一つ。昔から「高原の真珠」と呼ばれ、周囲に原生林が広がる自然保護区となっている。私達が原生林地帯に着き、丸木橋を渡ると、馬を連れた十数人のチベット族が待
Author: 写真 文·成衛東 Year 1999 Issue 8 PDF HTML
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4. チベット伝統工芸の里―奔子欄(ほんしらん)と尼西(にせい)
中甸(ちゅうでん)県の奔子欄(ほんしらん)郷はチベット族の伝統的服飾文化で名高い土地だ。ただし、村人たちは高価な伝統衣装をふだんは身につけることがない。今度の旅では幸いにも中旬県で開かれた第二回康巴(こうは)(チベット東南部の旧行政区画名)芸術祭の会場で、それらを目にすることができた。衣装類は、まさに土地の美と富の競演ともいうべき素晴らしいものだった。人類の歴史のなかで、服飾文化は重要な位置を占め
Author: 写真 文·成衛東 Year 1999 Issue 9 PDF HTML
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5. シーサンパンナ·ダイ族 水しぶきに祈り託して
熱帯雨林の緑がむせかえるような雲南省·シーサンパンナは、旅人の心を魅了する土地だ。そこに暮らす少数民族の一つがダイ(傣)族。ダイ族の暦で六月下旬から七月初め(太陽暦では四月中旬)は、新年の始まりにあたり、彼らは年中行事のうち、これを最も重視する。新年は、彼らの言葉で「サンカンビマイ」、通称では「水かけ祭り」とも呼ばれる。もともと「水かけ祭り」は、新年の行事のうちの一つだったのだが、独特の祭りが次第
Author: 写真·文 成衛東 Year 2000 Issue 6 PDF HTML
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6. 竹カゴに込めた愛を贈る日
ダイ(傣)族は、雲南省の十五少数民族の一つで、人口は百六万人、その九〇%以上が、北緯二五度以南、海抜五〇〇から一三〇〇メートルの低海抜地帯に住む。新平イ(彝)族ダイ族自治県内にある哀牢山のふもとには、その一支族である花腰ダイ人が暮らす。花腰ダイ人は、現在六万人、九五%がこの地域に住むという。伝説に登場する「百越」「滇越」は、花腰ダイ人の先祖であるといわれる。彼らはインドから伝わった仏教の影響を受け
Author: 写真 文·成衛東 Year 2001 Issue 7 PDF HTML
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7. 青空の下に広がる大タンカ
車がラサ西郊に十二キロほど進むと、ゴンウズェ山のふもとに、巨大なチベット式の建築群が見えた。チベット仏教の一派であるゲルク派四大寺の一つ、レプン寺である。チベットの歴史上、最大規模で、かつては一万人以上もの僧侶が暮らしていたレプン寺は、広く名前を知られている。毎年八月(チベット暦では七月)、レプン寺ではショトン祭りが開催される。ショトン祭りは、チベット語では、「ヨーグルト祭り」の意味になる。十一世
Author: 写真 文·成衛東 Year 2001 Issue 9 PDF HTML
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8. 瀋陽·蘇家屯の機関区に勢ぞろいしたSL群。“幻のパシナ”も化粧なおしされておめみえ
SL(蒸気機関車)ファンには願ってもない展覧会が、遼寧省は瀋陽·蘇家屯の機関区で開かれている。オールド·ファンなら、まず説明は不要、ひと目で分かる「パシナ」(パシフィック7)型蒸気機関車が、この展覧会の目玉。“幻の機関車”が、いま四十年ぶりに外国人旅行客にも“開放”されたのである。「パシナ」の“昔の名前”は「あじあ号」。日本の植民地経営の“尖兵”として「南満州鉄道」に投入された、当時、世界でも最新
Author: 写真 項毅 Year 1985 Issue 1 PDF HTML
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9. こっちの「烤鴨」もいけますよ。懐柔県に飛んだペキンダック。
豊かになった北京郊外の農民は、一度は扒鴨(カオヤ)をと、何十キロもバスにゆられて市内の有名店をめざす。ところが北京名物の扒鴨のこと、店は大入満員で、二、三時間行列して待っても、必ず食べられるとは限らない。それではと、去年の十月六日、市内から北へ四九キロの懐柔県に「懐興飯荘」という扒鴨専門店がオープンした。オーナーは県の服務公司。建物は地元の渡河大隊の農民建築隊が二カ月半で完成、フロアには二百人が座
Author: 写真 狄華 Year 1985 Issue 3 PDF HTML
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10. 六十周年を迎えた故宮博物院。“化粧直し”されて一層壮麗に
英訳では「禁断の都市」。そそり立つぶ厚い壁に囲まれた七十二万平方メートルの空間、間数九千の建築群。明·清王朝二十四人の皇帝の居城だった紫禁城が「故宮博物院」として一般に公開されたのは一九二五年十月十日のことだった。昨年の十月十日は、ちょうど「建院六十周年」にあたったため、建物の“化粧直し”がおこなわれるとともに、盛大な記念式典が開かれた。中国の歴史に関心のある方なら、「故宮博物院」が、台北にも設け
Author: 写真 王輝 Year 1986 Issue 1 PDF HTML