車がラサ西郊に十二キロほど進むと、ゴンウズェ山のふもとに、巨大なチベット式の建築群が見えた。チベット仏教の一派であるゲルク派四大寺の一つ、レプン寺である。チベットの歴史上、最大規模で、かつては一万人以上もの僧侶が暮らしていたレプン寺は、広く名前を知られている。毎年八月(チベット暦では七月)、レプン寺ではショトン祭りが開催される。ショトン祭りは、チベット語では、「ヨーグルト祭り」の意味になる。十一世...
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車がラサ西郊に十二キロほど進むと、ゴンウズェ山のふもとに、巨大なチベット式の建築群が見えた。チベット仏教の一派であるゲルク派四大寺の一つ、レプン寺である。チベットの歴史上、最大規模で、かつては一万人以上もの僧侶が暮らしていたレプン寺は、広く名前を知られている。毎年八月(チベット暦では七月)、レプン寺ではショトン祭りが開催される。ショトン祭りは、チベット語では、「ヨーグルト祭り」の意味になる。十一世...