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Your search : [ author:高原=文 魯忠民=写真] Total 256 Search Results,Processed in 0.087 second(s)
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61. 甘粛省博物館 銅製の「奔馬」
一九六九年十月、まさに「地下博物館」と呼ぶにふさわしい甘粛省武威市の雷祖廟雷台漢墓から、多くの文物とともに、銅製の「奔馬(ほんば)」が発掘された。郭沫若氏が「馬踏飛燕」(馬、飛燕を踏む)と名づけたこの奔馬は、古代の馬を題材にした最高の傑作である。同奔馬は、空飛ぶツバメをとらえ、残りの三本足は空を駆り、首をもたげていなないている。その全身から、人を圧倒する勢い、しなやかさ、力強さ、スピード感などが伝
Author: 文·魯忠民 写真提供·人民画報出版社 Year 2003 Issue 4 PDF HTML
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62. 「長信宮灯」
前漢の青銅器である長信宮灯(ランプ)は、一九六八年、河北省満城県の漢代の中山靖王だった劉勝と妻の墓(満城漢墓)から出土した。かつて、劉勝の祖母である竇太后の長信宮に置かれていたため、この名がつけられた。秦漢時代に、青銅工芸は、精巧で実用的な生活用品と、鑑賞用の芸術品という二つの方向に発展した。彫刻装飾がほどこされた灯籠(とうろう)は、早くは三千年以上前の殷代に現れ、漢代の職人が、先人の伝統を継承し
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 5 PDF HTML
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63. 河北省博物館
河北省博物館は、石家荘市長安区に位置する河北省最大の総合博物館である。1953年に保定市に創建され、現在の場所には82年に移転し、従来の省展覧館と省博物館が合併して新博物館となった。2階建ての同博物館は、北京の人民大会堂を模していて、面積は1万9500メートルある。所蔵文物は約15万点にのぼり、特に貴重な文物だけでも100余点ある。至宝と呼ぶにふさわしい文物に、満城県にある漢代の中山靖王·劉勝とそ
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 5 PDF HTML
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64. 遼寧省博物館 「玉猪竜」
一九八一年、遼寧省建平県牛河梁で、新石器時代(約六千年前)の遺跡が発見された。北方紅山文化の頃のもので、大量に出土した玉器の中で、特に注目を集めたのが、「玉猪竜」だった。「玉猪竜」は、当時もっともよく使われていた玉器材料の青色蛇紋石を研磨して作られている。蛇紋石は、一億五千~一億八千年前に生成した鉱物で、滑らかさ、きらきらした透明さ、多様な色彩をあわせ持っていて、鮮やかな色のものほど上等品とされる
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 6 PDF HTML
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65. 内蒙古自治区博物館 「鈞窯双耳三足香炉」
「鈞窯双耳三足香炉」は、元代の鈞窯の中でもとても貴重な品で、一九七〇年、内蒙古自治区フフホト市の近くで出土した。同時に出土した陶磁器は六点あり、どれも大型で趣がある。専門家の分析では、民間や宮廷で度われていたものではなく、有名な寺院に献上したものだと見られる、鈞窯にある記述の干支により計算すると、香炉が作られたのは、一三〇九年だと思われる。鈞窯は、北宋(九六〇~一一二七年)初年に作られ始めた宋代の
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 7 PDF HTML
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66. 陝西歴史博物館 三彩駱駝載楽俑
唐三彩は、様々な色のうわぐすりの低温化学反応によってできたもので、唐代の職人が作り出した芸術品である。うわぐすりには、黄、緑、褐色、黒、白などがあり、黄、白、緑の三色が基調となるために、通称で唐三彩と呼ばれる。唐三彩には数多くの形があるが、人、馬、ラクダをかたどったものが最もすばらしい。人俑には男性、女性、文官、武将、歌い手、踊り手などの形があり、その他、碗、皿、壺、硯、枕などの日用品、家具、戦車
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 8 PDF HTML
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67. 西安半坡博物館 人面魚紋彩陶盆
約七千年前の仰韶文化は、中国新石器文化の発展の主流であり、中国の母系氏族制度が、繁栄し衰えていく時代の社会構造や文化的成果を映し出している。中でも、彩陶(中国の先史時代に使われた彩色の文様のある土器)芸術は、非の打ちどころのない境地に達した。今回紹介した「人面魚紋彩陶盆」は、その代表作である。彩陶盆は、陶器の表面に、まず、赤、黒、褐色、白などの色で絵を描き、その後で焼き上げるため、絵が消えることは
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 9 PDF HTML
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68. 三星堆博物館 三星堆青銅人頭像
三星堆遺跡の文物は、歴史的、科学的、文化的価値があるだけでなく、芸術的な鑑賞性にも富んでいる。初めて公開された頃には、内外の人々のため息を誘い、特に、今回紹介する青銅人頭像は多くの人を驚かせた。三星堆遺跡には二つの祭祀遺跡があり、全身立像、人頭像、人面像を含む、等身大の青銅器七十数体が出土した。多くの専門家は、祭祀の場として使われた時期は、殷(商)(紀元前十七世紀~前十一世紀)に相当すると考えてい
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 10 PDF HTML
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69. 「清明上河図」(部分)
「清明上河図」には、北宋の都·開封の東門大街の清明節(西暦四月初旬)での賑やかな光景が描かれている。東門大街では、各種の商業や手工業、商いが行われていて、馬上の官吏、カゴに乗った婦人、てんびん棒を担いだ人、荷車を引いている人、船を漕いでいる人など、様々な人が盛んに往来しているのが見える。複雑に入り組んだ絵は、人をうっとりさせる風俗絵巻になっている。故宮博物院に所蔵されているのは張沢端の原画で、北宋
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 11 PDF HTML
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70. 故宮博物院
故宮博物院(故宮)は1925年10月10日、明·清代の皇宮建築とその収蔵品を主な文物として設立された、中国を代表する総合博物院である。明の皇宮は、1406年に建設がはじまり、1420年に落成した。故宮にはすでに580年以上の歴史がある。総面積は7.2平方キロで、中国、ひいては世界に現存する、最大で最も保存状態の良好なレンガと木材で造られた古代宮廷建築群である。現在、93万件の文物―陶磁器、玉器、青
Author: 文=魯忠民 写真提供=人民画報出版社 Year 2003 Issue 11 PDF HTML