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Your search : [ author:写真魯忠民] Total 65 Search Results,Processed in 0.098 second(s)
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51. 思いのままに動く影絵人形
中国の古い民間芸術である影絵しばい「皮影戯(ビーインシー)」。そこで使われる「皮影(ビーイン)」、または「影人(インレン)」は、動物の皮で作った登場人物や動植物、大道具·小道具、背景などの総称である。記録によれば、皮影戯は二千年前の漢代には早くもその原型があったとされる。宋代になるとそれは完全に形成されて、芸術的にも大きな発展をとげた。以来こんにちまで、約千年の歴史をほこるのである。皮影戯を演じる
Author: 文 写真·魯忠民 Year 2002 Issue 6 PDF HTML
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52. 鬼を追い払う春節の踊り
中国各地の春節(旧正月)の活動は、多種多様である。特に、江西省南豊県石郵村では、儺(ヌオ)踊りが盛んだ。「灘(ヌオ)(おにやらい)」とは、古代中国に始まる、神を迎え悪鬼を追い払う原始宗教の儀式であり、日本では「追儺(ついな)」とも呼ばれている。起源は原始社会までさかのぼり、商·周の時代(前十七世紀~前二五六年)にもっとも盛んに行われ、すでに数千年間続いてきた。『礼記』の記載によると、周代、毎年旧暦
Author: 文·写真=魯忠民 Year 2002 Issue 7 PDF HTML
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53. 神宿るおにやらいの面具
中国の多くの地方では、おにやらいの習俗が今も伝えられている。その大きな特徴が、面具をかぶって踊ること。そのため、面具を彫刻する専門の職人たちも生まれたのである。彫刻といっても、おにやらいの面具と一般的なものとでは、大きく異なる。おにやらいの面具は邪気を払い、福を呼ぶ神像であり、その起源は大昔にさかのぼる。おにやらいは数千年の歴史の中で、格調高い儀式となった。面具の制作はおにやらいの儀式と密接に結び
Author: 文 写真·魯忠民 Year 2002 Issue 7 PDF HTML
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54. 曹雪芹が伝えた凧文化
中国の古い民間工芸である凧(たこ)は、すでに春秋時代(紀元前七七〇~前四七六)には木製や竹製の「鳶(ユアン)」と呼ばれるものがあった。その後、紙製の鳶が登場し、五代十国時代(九〇七~九六〇)からは風箏(フオンジョン)と呼ばれて、さまざまな色や形の凧が生み出されてきた。近現代の凧の名産地としては、北京や天津、山東省灘坊、江蘇省南通などがあげられる。とりわけ北京の凧は、工芸の細やかさと古典的な色彩の豊
Author: 文·写真·魯忠民 Year 2002 Issue 8 PDF HTML
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55. 神話から生まれた「泥泥狗」
「泥泥狗(ニィニィゴウ)」とは、河南省淮陽県の一帯で作られる泥(粘土)製の玩具の俗称で、地方色豊かな民芸品である。淮陽県の県都の北部には、古代伝説上の皇帝·伏羲(ふくぎ)の陵墓「太昊伏羲陵」があり、地元の人に「人祖廟」と呼ばれている。言い伝えによれば、伏羲とその妹(または妻)である伝説上の女神·女蝸(じょか)の頭蓋骨を葬るために、この陵墓が建てられた。例年旧暦の二月二日から三月三日まで、ここで盛大
Author: 文 写真·魯忠民 Year 2002 Issue 9 PDF HTML
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56. 木炭の粉から生まれる年画
中国には年越しの際に、玄関や室内に年画(旧正月を祝うめでたい図柄の絵)を貼る習慣がある。「お金があってもなくても、年画を買って年を越す」といわれ、かつて古人は、レンガのレリーフを玄関の上に飾ったり、門神を描いた絵を門戸に貼ったりして、厄(やく)や邪気をはらった。宋代以降は木版印刷の出現により、年画が急速に発展した。伝統的な年画はおもに木版印刷だったため、「木版年画」と称された。清代になると、木版年
Author: 文 写真·魯忠民 Year 2002 Issue 10 PDF HTML
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57. 福を運ぶ多彩なちょうちん
中国には「紙には火を包めない」ということわざがあるが、実際には、紙で火を包む民芸品がある。それが紙製のちょうちんである。旧正月の十五日は、元宵節(げんしょうせつ)のちょうちん祭りだ。伝統的な習慣により、家々の玄関先には赤いちょうちんが掛けられる。子どもたちが色とりどりのちょうちんを持って遊び回り、街頭や広場にはちょうちんがたくさん飾られ、老いも若きもみな、ちょうちん祭りに出かけていく。精悍な若者た
Author: 文 写真·魯忠民 Year 2002 Issue 11 PDF HTML
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58. 色とりどりの蒸しもの供える
「麺花(ミェンホァ)」は、また「花饃(ホァモー)」「礼饃(リィモー)」「麺塑(ミェンスゥ)」などとも呼ばれる。動植物や人の形をかたどった小麦粉製の蒸しもののことだ。小麦粉製の食べ物を主食にしている中国の北方地方でつくられる。各地にそれぞれ特徴があり、たとえば、山西省南部の臨汾·運城地区、陝西省の関中·渭南地区などの麺花は種類も多く、丹念につくられている。冠婚葬祭ともなると、親戚や友人たちから贈られ
Author: 文·写真=魯忠民 Year 2002 Issue 12 PDF HTML
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59. 門神から門画へ
清の時代、正月を迎える北京の家々は、いろいろな飾りで装いを華やかにした。五色の掛け銭(幸福や蓄財をねがって門口などに貼る切り紙)、真紅の対聯と「福」の字、そして色彩鮮やかな門神……。門神というのは、道教の説く「門を守る神」のことで、その絵を門に貼る風俗は古くからあった。有名な古代の地理書『山海経(せんがいきょう)』(成立年代不明)にも、神荼(しんと)と鬱塁(うつりつ)の二神人が度朔山(どさくさん)
Author: 文 薄松年 写真 魯忠民 Year 1991 Issue 1 PDF HTML
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60. 古陳·坳ヤオの儀式
我々は六巷から、深い谷をくねくねと渓流に沿って東に下りて行った。鬱蒼と繁った林の中を清らかな水が小石を洗い、差し込む光が川底の模様をいろいろに変えていた。静かな山中ではたくさんの鳥が様々な声で合唱していた。二股みちの上手を選ぶと渓流は急に曲がって深くなり、切り立った断崖に吊り橋が現れた。長さは凡そ二〇メートルで、水面は四、五メートル下だ。丸太を真ん中で継いで両岸から弓状にかけ、幅一〇センチ程の板を
Author: 文·写真 魯忠民 黄志輝 Year 1995 Issue 1 PDF HTML