Current Location: Home » Full Text Search
Your search : [ author:構成 曹復え·岳峰] Total 83 Search Results,Processed in 0.098 second(s)
-
41. 「ごはんはもう済んだ?」 昔のあいさつ 今は死語
「ごはんはもう済んだ?」―つい数年前まで、中国人はこの言葉をあいさつにしていた。「民は食を以て天となす」とも言うように、「食」は中国人にとって何よりの大事であり、食文化は今も中華文明に大きな位置を占める。何を、どう料理し、どのような作法で食べるか。それらを規定した体系が形成され、色、香、味、形、音、器など、多方面にわたって美が追求された。 しかし食文化には、身分、階層、貧富の差が色濃く反映され、王
Author: 構成·魯忠民 周衛軍 Year 2000 Issue 6 PDF HTML
-
42. 農業国から構造転換 市場経済で近代化めざす
1840~42年のアヘン戦争以降、中国は西欧列強の砲艦外交によって大きな屈辱と打撃を受けた。その中で一群の開明的高級官僚は、国の富強、軍の精鋭化を実現するため、先進技術を導入した軍需産業や民間企業を興し、また科学技術、文化、教育などの近代的施設を創設する。中国近代史に言う「洋務運動」である。 そのリーダーの一人李鴻章は65年、上海に江南機器製造総局を創立、銃砲弾薬、汽船などの生産に着手した。中国近
Author: 構成·魯忠民 周衛軍 Year 2000 Issue 7 PDF HTML
-
43. まず「侵略者」として登場開放政策で往来日常化
かつて中国人は、「世界」というものについて何も知らず、その脳中には「天下」という概念しかなかった。天下の中心に中国があり、周辺に「蛮」「夷」などと呼ばれる小国があるのみ。天下のほとんどは中国が占め、「蛮」「夷」などはわずか1、2割に過ぎない、と信じていた。だが、「聖なる天朝の国」という独善的な幻想は、1840年に起こったアヘン戦争によってみじんに粉砕され、少数の先覚者が5大洲3大洋に目を向けるよう
Author: 構成·魯忠民 周衛軍 Year 2000 Issue 8 PDF HTML
-
44. 娯楽にも儒教思想の影響七連休で観光ブーム爆発
中国人の余暇の過ごし方は、数千年にわたる農耕社会のゆるやかなテンポによって、独特のものが形成されてきた。そこには、儒教思想の濃厚な影響と、長い文化の蓄積が見られる。気候や地相の違いによる地方差はあったものの、基本的には家族を中心とし、生まれ育った土地に執着し、遠出するようなことはまず考えなかった。
Author: 構成·魯忠民 周衛軍 Year 2000 Issue 9 PDF HTML
-
46. 破壊と引き替えに現代化 調和のとれた発展目ざす
中国は昔から災害の多い国だったが、とくに20世紀は人間と自然との戦いに明け暮れた。この100年で人口が4億から12億以上に激増したのと歩調を合わせるかのように、水害、旱魃(かんばつ)、地震、地滑り、土石流、砂塵嵐、生物種の減少、土壌の退化、砂漠化などの災害が増加した。この20年を見ても、急激な近代化に伴って環境問題がますます突出してきた。人々は、自然災害との戦いを続ける一方で、自らが生み出した生態
Author: 構成·魯忠民 周衛軍 Year 2000 Issue 11 PDF HTML
-
47. 幻想と蔑視と畏怖と改革開放でベール脱ぐ
「人は自知の明あることを貴しとす」と言われる。この百年、中国は世界に目を向け、世界もまた中国に注目してきた。外からの眼差しによって中国人は自らの短所を知り、実践によって変革を進めた。中国社会の変化とともに、中国を見る世界の目も変わってきた。13世紀に中国を訪れたマルコポーロをはじめ、当時西洋人が残した中国に関する記録は、彼らの幻想や憧憬によって脚色されたファンタジーでしかなかった。そうした状況は1
Author: 構成·魯忠民 周衛軍 Year 2000 Issue 12 PDF HTML
-
49. 孫悟空が導いた人生
北京京劇院の『三国志演義·竜鳳呈祥』の公演のため、日本に里帰りしていた石山雄太さんに会った。彼は、外国人初のプロ京劇俳優である。石山さんは小学生の時、テレビ番組で京劇を偶然目にした。それは山東省京劇院の白雲明さんが主演した孫悟空の劇『孫悟空大あばれ』で、すぐにその場に釘づけになった。数日後でも、歌あり踊りありのシーンや、孫悟空の生き生きとした姿が、脳裏から離れなかった。これをきっかけに、石山さんは
Author: 取材 構成·東京支局 張哲 Year 2002 Issue 11 PDF HTML
-
50. 「人類運命共同体」は「改革開放」の世界版
Author: 聞き手·構成=呉文欽 Year 2018 Issue 6 PDF HTML