Current Location: Home » Full Text Search
Your search : [ author:文·写真 劉東平] Total 774 Search Results,Processed in 0.069 second(s)
-
41. 古観象台
多くの商業ビルが建ち並ぶ建国門。その立体交差の西南角にそびえているのが、明、清の両王朝で用いられてきた古観象台だ。国家級重点保護文化財遺跡に指定されており、中には古代の天文·気象観察用具が陳列されている。もともとは元の都大都を囲む城壁の隅櫓だったが、明の正統7年(1442年)に天文台として改修された。現在、資料の展示場として使われている紫微殿も、その時に建てられたものだ。世界でも最も古い天文観測台
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 10 PDF HTML
-
42. 今に伝わる民族の知恵と祭り
現代に生きる古代文明朝日が東の空を染めるころ、私は雲南省紅河ハニ族イ族自治州の州都箇旧を発ち、ハニ族の人々が住む紅河県に向かった。紅河県の街では、同県文化館の館長さんが私を出迎えてくれた。ハニ族の村を案内してくれるという。県の中心部を離れると、自動車はすぐに険しい山道に入った。やんだばかりの雨で、道はひどくぬかるんでいる。山の天気は変わりやすい。さっきまで厚い雲が空を覆っていたかと思うと、ふいに強
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 11 PDF HTML
-
43. 荘厳なる銀世界へ 吉林省·長白山
中国東北の吉林省·長白山に登ったのは昨年の十二月、厳寒の季節であった。山あいにある高原スキーヤーの訓練施設に到着後、私たちは早速、長白山温泉群と瀑布の取材に出かけた。氷雪下から湧きだす温泉長白山の北の登り口「黒風口」の付近で下車して、山道を歩く。道の両側はかなりの積雪が続き、山上は露出した岩肌以外、どこまでも白い雪に覆われている。どんどん歩いていくと、この静かな白銀の世界が一変した。岩と雪の間から
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 12 PDF HTML
-
44. 万寿寺と北京芸術博物館
北京をとりまく環状道路のうち、西に位置する西三環路のそばに北京芸術博物館がある。明代万暦年間(1573~1619)に建立された万寿寺の境内に位置する。万寿寺は、もともと貴重な漢文仏教経典を保存する場所として万暦皇太后が建設し、後に明から清にいたる歴代の皇帝が大規模に再建した。宗教儀式、祭事などが執り行われた寺院や、皇室旅行用の休憩所であった行宮(あんぐう)、庭園などが現存する。万寿寺の主殿は大雄宝
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 12 PDF HTML
-
45. 信仰とバラの妙峰山
市の西北郊外、門頭溝区に位置する。標高1291メートル。緑したたるこの山に、仏教·道教寺院の遺跡が残る。金頂と呼ばれる頂には、道教の寺院「霊感宮」があり、天仙聖母碧霞元君をはじめとする5人の女神が祭られている。子孫娘娘、送生娘娘、斑疹娘娘、眼光娘娘である。碧霞元君はまたの名を泰山娘娘といい、人びとから厚い信仰を寄せられている。数百ヘクタールにも及ぶバラ園も、妙峰山に独特の彩りを添えている。400年
Author: 写真 文·劉東平 Year 2000 Issue 12 PDF HTML
-
46. 石窟と古木が見守る歴史の町 甘粛省·天水市
甘粛省天水。天河の水が注ぎ込むところ。二千年以上前の伝説から、その名が付いた。シルクロードの中で重要な役割を担ってきた古い町で、かつては秦州といった。甘粛省の東南、秦嶺山脈の西に位置し、名所旧跡も多い。麦積山の石窟北京から夜行列車に乗り、翌日の午前十時頃に天水に着いた。すぐにバスに乗り換え、天水の東南約三十キロの距離にある麦積山に向かう。市街地を抜けると、視界に黄金色の麦畑が広がってくる。その向こ
Author: 写真 文·劉東平 Year 2001 Issue 3 PDF HTML
-
47. 美しい海浜都市―青島
青島は中国の有名な海浜観光都市で、避暑地としてもよく知られている。同市は山東半島の南側にあって黄海に面し、日本や韓国とも近い。青島の空気は澄んで適度に潤いがあり、気候は爽やかで過ごしよい。年間の平均気温は一二·二度で、八月の平均気温は二五度である。青島は背後が山、前が海で、青い海に緑の山、明るい太陽に焼けつくような砂浜が独特の風光をもたらした。海岸には岩礁がつらなり、あちこちに桟橋があって、魯迅公
Author: 写真·郭実 劉東平 文·劉東平 絵·魯忠民 Year 1996 Issue 10 PDF HTML
-
48. 太原が誇る歴史の遣産
今回の太原を訪ねる旅は、ちょうど山西省の太原から旧関に至る高速道路が全線開通したところだったので、北京から山西ハイウェーバス公司の空調、テレビ、トイレつきデラックスバスに乗って、およそ六時間ほどの行程だった。気持ち良い、のどかな旅になって、しかも時間は半分に短縮された。晋祠三絶(三つの見所)太原という古い町は、紀元前五世紀頃に古代晋国の都として栄え、二五〇〇年の歴史がある。晋国の古い都を訪ねたから
Author: 文·劉東平 写真·戴徳忠 劉東平 Year 1997 Issue 1 PDF HTML
-
49. 陽朔―桂林のなかの桂林
桂林から漓江を遡行して陽朔に至る数時間の船旅は、両岸の山水の秀麗さ、船中に用意された美味しい食べ物も相俟って実に素敵な旅程である。しかし、私はそんなにのんびりしてはいられず、慌ただしく小さな客船に乗り込んで、薄暮の靄の中を陽朔へと向かった。川面はとても静かで、豪華客船の姿も「漓江夜漁」の筏も見えず、私たちを乗せた小さな客船だけが緑滴る漓江を独行していく。両岸に次々と出現する美しい山石、緑の鳳凰竹、
Author: 文·劉東平 写真·趙永琦 劉東平 Year 1997 Issue 5 PDF HTML
-
50. 氷と雪を楽しむ―ハルビンの冬
北方で育ったとは言え、まだ中国最北の省、黒竜江(ヘイロンチァー)省の省都ハルビンの冬を知らなかったわたしは、今回の取材に出発する際、北京ではなかなか着る機会のなかった厚手のダウンコートを着込んでシベリアから吹き込む寒気に備えた。この時期、ハルビン行きの飛行機や列車は、満席が続出する。国内の多くの観光名所がオフシーズンを迎える冬に、ハルビンは一年で最もにぎやかな季節を迎えるのだ。氷の王国·ハルビンハ
Author: 写真·趙永碕 劉東平 文·劉東平 Year 1998 Issue 1 PDF HTML