41. 清の東陵　北戴河　山海関

清の東陵、北戴河、山海関は、河北省旅行の北部コースだ。清の東陵は、中国に現存する大規模で体系の整った陵墓群のひとつで、ここには清代の皇帝陵が五つ、皇后陵が十五、妃や嬪の墓が百三十六ある。北戴河は、年平均気温がセ氏二十三度の、避暑地である。山海関は、古代からの歴史的な城関要塞で、また明代万里長城の東端の関として有名だ。裕陵地下宮殿の石の扉にある精緻な菩薩像。「婀娜多き姿」と誰かが言った。

Author: 撮影　谷升田　狄華    Year 1982 Issue 11 PDF HTML

42. 安徽紀行（その二）―黄山

天下に名だたる黄山は、長江下流の安徽省南部にそそり立っている。中国の多くの名山の萃を集めた一大景勝地で、「天下第一の奇山」とたたえられている。黄山が奇山といわれるわけは、秀景をことごとく具えているからである。泰山の雄大さ、華山の峻険さ、峨嵋山の秀麗さ、廬山の飛瀑、衡山の煙霧、これらのすべてを、黄山は兼ね具えている。面積154平方キロの風景区内にさまざまな姿態の山峰が72峰あるだけでなく、黄山の「四

Author: 撮影　袁亷民　狄華    Year 1984 Issue 10 PDF HTML

43. 安徽紀行（その三）―九華山

九華山は安徽省青陽県内にある。山区の広さは約100平方キロ。山中には古刹が林立し、香の煙りがただよっている。同山は、四川の峨眉山、山西の五台山、浙江の普陀山とともに中国の四大仏教の名山として知られる。山上にはよく保存された寺院50余、仏像6000余体がある。唐の大詩人李白も三度九華山に遊び、その感動を時にうたっている。九華山には99の山峰があるとされ、昔から「東南第一山」とたたえられてきた。海拔は

Author: 撮影　王春樹　狄華    Year 1984 Issue 12 PDF HTML

44. 天津に味の名店（しにせ）街誕生

今年の元旦、天津に誕生した、古色豊かな味の名店街“南市食品街”は、連日、千客万来のにぎわい。建築面積は四万平方メートル、中国古代の建築様式を模して、粋をこらした百十の飲食店では、各地の味を競っている。

Author: 撮影　狄華　馮進    Year 1985 Issue 4 PDF HTML

45. “橋の博物館”四川省の水郷五通橋鎮

長江の支流·岷江に臨む五通橋鎮は四川の水郷として名高い。岷江に通じる多くの水路が碁盤の目のようにはりめぐらされ、大小いくつもの橋が、盤上の碁石さながら点在する。石づくりのアーチ橋、鉄索を渡した吊橋、木の舟を横に連ね上に橋板をのせた浮橋、近代的な鉄筋コンクリート橋、……、五通橋鎮は「橋の博物館」だ。ゆたかな水をたたえて流れる川は岸べの榕樹の影をうつし、榕樹の気根が川風にゆれる。人びとは樹下に椅子を並

Author: 撮影　魯忠民　狄華    Year 1985 Issue 10 PDF HTML

46. チベットの天然牧場

平均海抜四〇〇〇メートル以上、「世界の屋根」といわれるチベット自治区。世界一の高峰―チョモランマ峰をはじめとする山々がそそりたち、石炭、鉄、銅、雲母、瑪瑙などのさまざまな鉱物が埋蔵される。北部と西部は広びろとした草原に恵まれ、中国の五大牧畜区の一つにかぞえられる。

Author: 撮影　黎軍    Year 1979 Issue 6 PDF HTML

47. 清宮外史

19世紀末、清王朝の政権は西太后の手ににぎられる。表面的には彼女の甥の光緒が皇帝として在位しているが、実際上はかいらいでしかない。当時、王室の腐敗·堕落ははなはだしく、国家は内憂外患の中で滅亡の際にたたされていた。年若い光緒帝は、変法を実施して現状を改めようとしたが、かえって西太后を中心とする“とりまき”の猛反対にあい、失敗する……なお、評劇は華北·東北地方に流行する地方劇。

Author: 北京勇進評劇団　公演　撮影　狄華    Year 1980 Issue 9 PDF HTML

48. 戦国時代にこんな芸術品が……

本文参照

Author: 撮影　王露　葉瑞福　金伯宏    Year 1979 Issue 9 PDF HTML

49. 北京考古学の新発見―遼代壁画墓

Author: 撮影　張樹源·葉用才    Year 1982 Issue 2 PDF HTML

50. 泥塑をつくる農民―湖北省黄陂（ホワンビー）県

中国では、プロレタリア文化大革命いらい、文学·芸術の分野で、喜ぶべき現象が数多くみられるようになった。そのひとつが労働者、農民、解放軍の戦士が文学·芸術の創作にたずさわるようになったことである。かれらは、作家や芸術家とともに、社会主義の文学·芸術を盛んにするためにつくしている。つぎに紹介する農民の泥塑もそうした成果のひとつである。長江の中流に位する湖北省の黄陂県の農民は、一年あまりの間に、社会主義

Author: 狄華    Year 1977 Issue 60 PDF HTML