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Your search : [ author:侯若虹=文 劉世昭=写真] Total 155 Search Results,Processed in 0.092 second(s)
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41. 駅とは感情のバロメーター
駅は離合集散の地だ。工業化の時代には、故郷を離れる人々がここから旅立った。渡り鳥のような群集がここに現れては消え、感傷や悲しみそして喜びが集まるところである。個人にとって駅は感情のバロメーターであるといえ、すべての人にとってここは記憶の中の象徴となっている。大部分の中国人は列車に乗ったことがある。今のところ、列車は長距離移動の際の主な交通手段だ。駅へやってくるたびに、過去数年間の奔走と移動の場景が
Author: 邱華棟=文 劉世昭=写真 Year 2006 Issue 4 PDF HTML
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42. 駅よりドライな空港
北京首都国際空港には、上海の浦東国際空港に匹敵する国内で最も大きく最も美しい第二旅客ターミナルがすでにある。このダンベル型の全天候型飛行場は一九九九年にオープンし、年間三千五百万人の旅客が利用できる空港となった。しかしこれは二〇〇五年以前の需要しか満たせず、今後も引き続き拡張する予定である。現在の北京空港の規模は香港国際空港の半分にすぎないうえ、北京の国際化と影響力は急速に高まっているため、相次い
Author: 邱華棟=文 劉世昭=写真 Year 2006 Issue 5 PDF HTML
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43. 中日卓球交流の五十年
中国と日本が国交正常化するはるか以前の一九五六年、中国の卓球選手団が初めて日本の土を踏んだ。東京で開催された第二十三回世界卓球選手権大会に参加するためだった。
Author: 横堀克己=文 劉世昭=写真 Year 2006 Issue 6 PDF HTML
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44. 都市化のシンボル地下鉄網
米国の詩人エズラ·パウンドはイマジズム派の代表であり、『地下鉄の駅で』という非常に有名な詩を書いた。「人混みのなかのさまざまな顔のまぼろし 濡れた黒い枝の花びら」(日本語訳は新倉俊一訳『エズラ·パウンド詩集』小沢書店より編集部注)地下鉄の中で、私はいつも彼のこの詩を思い出す。地下鉄から出たとき、私も自分がまるで一枚の濡れた花びらのように感じるからだ。地下鉄は都市における快速な軌道交通機関で、近代都
Author: 邱華棟=文 劉世昭=写真 Year 2006 Issue 6 PDF HTML
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45. 先見性が必要な立体交差
北京は中国で立体交差が最も多い都市だ。三百余りの立体交差の大部分は、第五環状道路(五環路)内の市中心部(三百二十五平方キロ)の幹線道路上にある。立体交差は空高く建設され、一つひとつの道路の要となっていて、北京を四通八達の都市に変えた。最初、都市は平面的なものだった。交通量が少なかったため、交差点の信号機で交通を制御できた。しかしその後、自動車が増えたため、従来のような信号機だけの制御では道路は「駐
Author: 邱華棟=文 劉世昭=写真 Year 2006 Issue 7 PDF HTML
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46. 優れた知能が集まる
北京の大学区(大学が集中するエリア)は主に北西部の海淀区内に分布している。北京には七十校近く大学があるが、その半分は海淀区中関村の東西南北、四方向の延長地帯にある。特に中国の最も重要な大学―北京大学、清華大学、中国人民大学、北京師範大学、北京航空航天大学、中央民族大学、北京語言文化大学などは、百平方キロに及ぶ大学区の核心部となっている。教育力はその都市における形のないエネルギーであり、知識や知力と
Author: 邱華棟=文 劉世昭=写真 Year 2006 Issue 8 PDF HTML
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47. 贅沢さを体現するホテル
贅沢な都市には贅沢な場所が必ずある。中国でもっとも贅沢な都市は上海で、北京はその次だと言われている。伝統的な建築様式のため、北京の贅沢さは大きな屋根を被ったガラス張りの建物の内部にあることが多い。北京は国際的な大都市であり、大きなホテルは各市街区に分布している。五つ星より高級の「超五つ星」と言われるホテルが一軒(国際倶楽部飯店[セント·レジス])、五つ星ホテルが二十軒以上、四つ星ホテルが三十軒、三
Author: 邱華棟=文 劉世昭=写真 Year 2006 Issue 9 PDF HTML
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48. 建物が盆地状に広がる
山や建物などが空を背景として描くスカイラインは、都市の輪郭線である。私は自動車に乗るのが好きなのだが、市街地の道路、特に北京の環状道路を疾走すると、周囲の建物が後ろに飛ぶように流れていくのを感じる。こういった建物は私の目の前で、断続的に高低の起伏があるラインやかたまりを形成する。これが都市のスカイラインだ。上海の浦東地区にある高さ二百メートル余りの東方明珠テレビタワーの展望台からは、市街地全体を見
Author: 邱華棟=文 劉世昭=写真 Year 2006 Issue 10 PDF HTML
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49. 日本青年交流代表団が人民中国雑誌社を訪問
九月五日午後、小渕優子衆議院議員を団長、鰐淵洋子参議院議員を副団長とする二〇〇六年日本青年交流代表団A団一行三十八人が、人民中国雑誌社を訪問した。 日本各地の公務員、記者、会社社員、大学生からなるこの日本青年交流代表団は、中華全国青年連合会の招きにより訪中した。今回の訪中では、北京、武漢、上海を訪れる予定。わずか三日間という限られた北京滞在期間中、また武漢へ向かう当日という慌ただしさの中、『人民中
Author: 高原=文 劉世昭=写真 Year 2006 Issue 11 PDF HTML
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50. 「老北京」の魂はいつまでも
北京が城壁を取り壊したその日から、古い町はしだいに存在しなくなったと言う人がいる。城壁がそびえていたところには今、いくつかの城門楼と角楼が残っているだけだ。明や清の時代の風貌を完全に留めている歴史的遺跡は、天壇の祈年殿、故宮、景山、北海公園、そして鐘楼と鼓楼など、主に市の中軸線上に分布していて、一部は他の場所に散らばっている。平安大街の拡張工事が行われているとき、私はあるニュースに興味を持った。岩
Author: 邱華棟=文 劉世昭=写真 Year 2006 Issue 11 PDF HTML