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Your search : [ author:文·写真 沈延太 王長青] Total 745 Search Results,Processed in 0.150 second(s)
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341. 甘粛省·慶陽市の「香包」
中国西北部の黄土高原には、南北110キロ、東西50キロの山頂の平原「董志塬」がある。この地は、黄土の層が200メートル以上で、地質学者が認定した、世界で面積が最も広く、黄土の層が最も厚い「塬」(ユエン)と呼ばれる地層だ。甘粛省慶陽市の中心の西峰区はこの地にある。慶陽市は、7県1区を管轄し、総面積は2万7119平方キロで、254万8000人が住んでいる。端午節に欠かせない「香包」西峰区は新しくできた
Author: 魯忠民=文·写真 Year 2006 Issue 10 PDF HTML
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342. かつての栄華を物語るチャン族黒虎寨の砦
チャン族の村は、茂県の黒虎峡谷を流れる鷹嘴河の岸辺の山地にある。その一平方キロ近くの所には、三十一の「邛籠」(チョンロン)と呼ばれる石造りの砦がそびえ立ち、ここは古代、チャン族が建てた砦が最も多く保存され、完全な形で残っている場所である。外敵から村を守る中国の古い民族の一つであるチャン族は、現在、約二十万人いる。そのほとんどが、四川省西北部の岷江の上流地域に分布し、その中でも茂県は九万人が住む、最
Author: 劉世昭=文·写真 Year 2006 Issue 10 PDF HTML
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343. 見張り櫓がそびえ立つ桃坪寨の暮らし
チャン族の桃坪寨に入ると、その八つの門と三十一の通路が、まるで迷宮のよう……約二千年前の前漢時代(紀元前二〇六~紀元二五年)に建築され始めた桃坪寨は、四川省アバ·チベット族チャン族自治州理県の東約四十キロのザグノ河のほとりにある。しばしば戦火や地震などの災害にさらされたが、現在でも依然として原始的な風貌の残る、中国唯一の完全に保存されている古代チャン族の村である。竜小瓊という村の娘さんの案内で桃坪
Author: 劉世昭=文·写真 Year 2006 Issue 11 PDF HTML
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344. 蜀の名将姜維ゆかりの地古城壁の残るチャン族の都
『三国志·蜀志·姜維伝』の記載によれば、「延煕六年(二四三年)……汶山の夷が叛き、姜維が軍勢を率いて之を平定した」という。汶山とは、当時蜀国の姜維が戦ったところである。汶川(ウェンチュワン)県県城の威州鎮のそばの小道に沿って山に登り、百メートル余り行くと平らな台地にたどり着く。その台地には、延々と連なる長さ八百四十メートルの城壁が残っている。これが威州古城壁遺跡である。城壁の上から威州鎮を見下ろす
Author: 劉世昭=文·写真 Year 2006 Issue 12 PDF HTML
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345. 昔日の繁栄を再現する「金頂」
四川盆地の西側に位置する峨眉山は、観音菩薩の道場·浙江省の普陀山、文殊菩薩の道場·山西省の五台山、地蔵王菩薩の道場·安徽省の九華山と並ぶ中国四大仏教名山の一つ、普賢菩薩の道場として知られ、毎年300万人以上が訪れる仏教の聖地である。峨眉山を造り出したのは、二千万年前のヒマラヤ造山運動である。早くは一万年前、ここではすでに人類が活動しており、四千年あまりの歴史があることがわかる。峨眉山の主峰は、海抜
Author: 劉世昭=文·写真 Year 2007 Issue 1 PDF HTML
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346. 霧のベールに包まれた四姑娘(スーグーニャン)山
四姑娘山のことを東洋のアルプスと呼ぶ人もいる。その四百五十平方キロの範囲には、万年雪を頂く海抜五〇〇〇メートル級の峰が六十一ある。そのうち、肩を並べて聳え立つ海抜六二五〇、五六六四、五四五四、五三五五メートルの四つの雪山が、現地のチベット族の伝説によれば四人の美しい「姑娘」(娘)の化身であるとされ、「四姑娘山」と呼ばれている。最も高い「四姑娘」(四番目の娘)はまた、「蜀山皇后」「東方聖山」とも呼ば
Author: 劉世昭=文·写真 Year 2007 Issue 1 PDF HTML
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347. 建築様式の変遷が語る多民族文化の融合
瀋陽故宮は、盛京皇宮とも呼ばれ、清の太祖ヌルハチ(一五五九~一六二六年)と清の太宗ホンタイジ(一五九二~一六四三年)によって、元、明朝の旧城を基礎に建立された。その建設は一六二四年に始まり、一六三六年に完成した。一六四四年、清の世祖順治帝(一六三八~一六六一年)が北京に遷都した後には、清王朝の副都宮殿となった。中国に現存する古代帝王の大型宮殿の建築群は、北京の故宮と遼寧省瀋陽市の瀋陽故宮の二カ所の
Author: 劉世昭=文·写真 Year 2007 Issue 3 PDF HTML
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348. 中越国境貿易の街 河口を見る
中国の南西部の辺境に位置する雲南省河口ヤオ族自治県。ここは、ベトナムのラオカイと川を隔てて向かい合っている。青く澄みきった南渓河と、水が赤みがかった紅河がここで合流し、川の水は二色になって流れている。一九一〇年に建設された中国·ベトナム国境の鉄道大橋は、河口とラオカイを結んでいる。そして雲南省昆明とベトナムのハノイを結ぶ滇越鉄道が走り、中国·ベトナムの国際交通と貿易の重要なルートになっている。新た
Author: 楊振生=文·写真 Year 2007 Issue 4 PDF HTML
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349. 冠婚葬祭に欠かせぬチャルメラ
嗩吶(スオナー)(チャルメラ)は俗に喇叭(ラッパ)と称され、中国各地で広く流行している民間楽器である。「慶陽嗩吶」は甘粛省の慶陽地区に流行っている、嗩吶を主とし、銅鑼や太鼓、シンバルが伴奏となる民間の吹奏楽と打楽である。その歴史は長く、今に至るまで民俗と密接な関係にあり、独特な芸術のスタイルを持ち、2006年、中国国家クラスの無形文化遺産リストに登録された。嗩吶の欠かせない人生慶陽市西峰区の温泉郷
Author: 魯忠民=文·写真 Year 2007 Issue 4 PDF HTML
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350. 「民生」がキーワード今年の全人代と政協
今年の「両会」(全国人民代表大会と政治協商会議)のキーワードの一つは、「民生」であった。三月に開催された第十期全人代第五回会議で温家宝総理は、『政府活動報告』(以下、『報告』と略す)で「社会発展の促進と民生問題の解決に力点を置く」と述べ、注目を集めた。農民の生活や子どもの教育、医療、都市と農村の最低生活保障など、速い経済発展の中にある「少なからぬ矛盾」に、政府が正面から取り組む姿勢が示されたからで
Author: 王浩 馮進=文·写真 Year 2007 Issue 5 PDF HTML