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Your search : [ author:(東京支局長 林崇珍=文·写真)] Total 34 Search Results,Processed in 0.103 second(s)
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21. 竹寺に「竹之心」を思う
竹寺は、埼玉県飯能市の西北部の山中にある。西武池袋線飯能駅の北口から中沢行きのバスに乗って終点まで四十分。それからさらに四十分歩いてようやく竹寺に着く。飯能からタクシーで行っても三十分はかかるという。容易に行けるところではないが、行く価値は大いにある。寺の名前からして、当然竹を連想する。私も実は、竹に引かれて行ったのだ。京都嵯峨野を訪れたとき、竹林になんとも言えない深い感動を受けていたから。竹寺は
Author: 本誌東京支局長·唐暉 Year 1999 Issue 4 PDF HTML
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22. 柴ヌに「寅さん」を訪ねて
私はまるで寅さんのように、一切を投げ出し、すべてを風にまかせてフラリと柴又に向かった。柴又はずいぶん遠いように思い込んでいたが、実はそうでもなかった。ただ高砂で乗り換えが少々不安だった。面白かったのは、この時ちょうど後から柴又への行き方を尋ねる声が聞こえたのだ。振り返ると、一人の茶髪の女の子。私の頭はその時不思議な動き方をして、こんな時、寅さんがよくする表情がふと浮かんできた。寅さんなら次はどう振
Author: 本誌東京支局長·唐暉 Year 1999 Issue 5 PDF HTML
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23. 中学生訪日団の日々
先日、北京第六十六中学校友好交流訪日団が、一週間の修学旅行で福岡、佐賀、長崎、熊本、東京にやってきた。一行は生徒と先生の八十九人。中国の中学校の修学旅行訪日団はめったにないこと。しかも今度の旅行は公費の訪日団ではなく、全員が自費で参加している。一体どんな旅になるのだろう。筆者は日中青少年旅行財団のご協力を得て、ユニークな修学旅行の全行程を取材することができた。最初のうち生徒たちはみな恐ろしくまじめ
Author: 本誌東京支局長·唐暉 Year 1999 Issue 6 PDF HTML
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24. 残留孤児の子らのゆれる心
私は日本に来てから、たくさんの人々と友人になることができた。その中には、中国人と日本人以外に、「中国人でも日本人でもなく、同時に中国人でも日本人でもある」と言える人々がいる。彼らは日本に居住している中国残留孤児の子孫であり、その多くはアウトサイダーとしての難しい立場に身を置いている。今年の正月、残留孤児の祖母を持つTさんから年賀状が届いた。「私は高層建築物の隙間越しに東京の空を見つめ、この人類世界
Author: 本誌東京支局長·唐暉 Year 1999 Issue 7 PDF HTML
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25. 麻雀博物館に寄せる愛好者たちの思い
先日、ある知人から電話があり「千葉県岬町に麻雀博物館が出来ました。ちょっと面白いですから、一度見にいらっしゃいませんか」というお誘いを受けた。早速足を運んでみたところ、これが本当に面白い。展示品を見ているうちに、ぜひとも本誌で紹介したいという気持ちが沸いてきた。今年四月にオープンした麻雀博物館は所蔵品が実に豊富で、「博物館」の名にふさわしいものだった。牌のコレクションだけで七百組以上あり、その種類
Author: 本誌東京支局長·唐暉 Year 1999 Issue 9 PDF HTML
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26. トーロン族に魅せられた写真家
私が清水公代さんの名前を知ったのは、大使館に勤めている友人に「こんな人がいるよ」と紹介されたのが最初だった。写真が好きな私は大いに興味をそそられ、さっそく本人の連絡先に電話を入れてみた。受話器から聞こえてきたのは女性の声で、私は少し慌てた。てっきり清水さんを男性と思い込んでいたので、本人が名乗らなかったら「清水さんの奥さんですか」と口走っていたに違いない。私の中では写真撮影は男性の仕事という印象が
Author: 本誌東京支局長·唐暉 Year 1999 Issue 11 PDF HTML
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27. 十一年ぶりの東京―カード社会とインターネット
日本語編集部の部長として多忙な毎日を送っていた昨年半ば、九月一日から本社の東京支局長として赴任するように私は命ぜられた。仕事を引き継ぎ、最後の校了印を押し、同僚に別れを告げ、北京を離れた。北京空港を発って約四時間後、十一年ぶりの東京に着いた。前任のTさんに案内され、ひとまず仮住まいとしての小さなホテルに泊まり込む。夜のとばりが降りてから、「さて十一年ぶりの東京はいかに」とホテルの近くをぐるりとまわ
Author: 本誌東京支局長·李樹徳 Year 2000 Issue 1 PDF HTML
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28. 守れ地球―中日両国が手を携えて
東京に赴任して以来つねづね感じることは、砂塵が少ないことと、街路樹の葉色のまことにみずみずしいことだ。路上の落ち葉さえ埃にまみれておらず、踏みしめるに忍びない。北京では現在環境の保全策が急速に推進されつつあるが、残念ながら、こういう光景はまだ雨上がりの後にしか見られないようだ。環境保全の大切さを身にしみて感じていた矢先、中国と米国の二人の「ブループラネット賞」受賞者の表彰式が催されると聞き、大きな
Author: 本誌東京支局長·李樹徳 Year 2000 Issue 2 PDF HTML
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29. 親切が身にしみる東京生活
始めまして。私は林崇珍と申します。前任の張哲に替わって『人民中国』の東京支局に着任しました。福建省の山間部にある農村の出身で、北京外国語大学の日本語科を卒業し、『人民中国』に入社してまだ二年の新人です。二十四歳の若さで、独身です。これまでに日本に来たことはありませんので、まだ右も左も分かりません。どうぞよろしくお願いします。東京に着いてから、毎日が悪戦苦闘の連続です。とにかく地理がわかりません。東
Author: 新東京支局長 林崇珍 Year 2004 Issue 12 PDF HTML
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30. 「遠親不如近隣」
世界各国の大使館が集まっている東京の元麻布一帯は、大通りは賑やかなのですが、一歩、路地に入ると、閑静な住宅地が広がっています。中国の駐日大使館もこの一角にあります。昨年十一月五日の夕方、いつもは静かな中国大使館の正門前が、急に賑やかになりました。普段着の主婦や家族連れもいます。白髪の老人も、小中学生も、ガソリンスタンドで働く若者もいます。招待状を手に「新しく来た中国の大使がご馳走してくれるらしいよ
Author: 東京支局長 林崇珍 Year 2005 Issue 1 PDF HTML