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Your search : [ author:王慶祥] Total 24 Search Results,Processed in 0.085 second(s)
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21. 溥儀と周恩来
〔前回のあらすじ〕 一九六四年春、溥儀には喜ばしいことが二つあった。大河自伝『わが前半生』の出版がセンセーションを巻音起こしたことと、家族連れで江南地方と西北地方を観光したことだ。この年の十一月から全国政治協商会議委員に就任した溥儀は、活動の場がますます多くなった。 六五年五月二十日、元国民党政府の代行大統領李宗仁夫妻が帰国して話題になった。この日溥儀は周恩来はじめ副委員長らと空港まで出迎えた。中
Author: 王慶祥 Year 1994 Issue 9 PDF HTML
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22. 溥儀と周恩來
〔前回のあらすじ〕 溥儀が社会活動や回想文の記述に励んでいる所へ、恐ろしい病気に襲いかかられた。しかし誤診され、有効な治療期を見逃してしまう。 周恩来からどうしても溥儀の病気を治せとの指示を受けた医師らは、早速泌尿、腫瘍、外科の有名医による特別グループをつくり、診察を行った。腎臓ガンの可能性があるとのことで、溥儀は膀胱腫瘍の切除手術を受けた。まもなく、腎臓ガンで左側の腎臓切除手術が、周恩来の承認を
Author: 王慶祥 Year 1994 Issue 10 PDF HTML
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23. 溥儀と周恩来(第二十三回)
〔前回のあらすじ〕 一九六六年春から吹きまくった「文化大革命」旋風は、中国を内乱のどん底に陥れた。中学生「紅衛兵」からの「命令」と呼応し、全国政治協商会議の「造反派」は溥儀らの給料を半額に減らした。しかし周恩来の指示により翌月から減給がやめられた。それから、溥儀が病院に行った時や夫人の食糧買いでもトラブルが起こったし、「紅衛兵」の「古い家具を撤去せよ」との命令は二人をいっそう不安にさせた…… 周恩
Author: 王慶祥 Year 1994 Issue 11 PDF HTML
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24. 溥儀と周恩来
親族への配慮〔前回のあらすじ〕 一九六六年春に始まった「文化大革命」により、中国は騒乱状態に陥った。溥儀は、造反派の「命令」で『わが前半生』の原稿料を戻し、また病院から入院を拒否されて困り果てていた。周恩来はこのことを耳にすると、ただちに協和病院の高級幹部用病室に継続入院して著名な中医師の診療を受けさせるよう指示した。溥儀はこれを知って大変安心した。 しかし、周愚来も溥儀を危篇から救うことはできず
Author: 王慶祥 Year 1994 Issue 12 PDF HTML