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Your search : [ author:本誌·曹復] Total 28 Search Results,Processed in 0.088 second(s)
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21. 『東方夜談―敦煌壁画故事集』(唐光玉編著 北京出版社刊)
中国古代シルクロードの歴史、民俗、宗教、婚姻、飲食、服飾、儀礼などを紹介する『東方夜談―敦煌壁画故事集』がこのほど出版された。この本が書かれた背景に、こんな逸話がある。一九〇〇年、敦煌で百年に一度という猛烈な砂嵐が吹き荒れた。翌朝、鴻発法師という高僧が三危山という山の後ろに深さ三十メートルほどの溝ができているのを見つけた。溝に足を踏み入れてみると、それまで誰も見たことのない洞窟が姿を現していた。彼
Author: 本誌·曹復 Year 2000 Issue 1 PDF HTML
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22. 『道徳中国―現代中国道徳倫理の懸念』(中国社会科学出版社刊)
中国で改革·開放政策が始まって以来、道徳や倫理に関する問題が人々の関心を集めている。市場経済がもたらす刺激の中で物欲が膨らむ一方、社会的な道徳は日増しに力を失っている。これは現代化に向かう中国社会が抱える大きな問題だ。元文化部部長(日本の文部大臣に相当)の王蒙のほか、王力雄、何清漣、盧躍剛、劉小楓ら約三十人の作家や学者によって書かれた同書は、この問題を深く幅広く掘り下げている。ここ二十年間の道徳観
Author: 本誌·曹復 Year 2000 Issue 1 PDF HTML
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23. 日本発長春経由で広がるダンベル体操
吉林省長春市の朝は、心地よいリズミカルな音に包まれている。公園や広場、小学校の運動場などから聞こえてくるその音は、「ダンベル体操」をする人々が手にした木製や鉄製のダンベルがぶつかり合う音だ。この音とダンベル体操に取り組む人々の姿は、街の新しい表情として定着している。ダンベル体操 長春へ長春市でダンベル体操が広まるきっかけを作ったのは、徐雷さん。五年前に同市から日本に留学し、マスコミの報道で筑波大学
Author: 本誌·曹復 Year 2000 Issue 2 PDF HTML
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24. 『茶館』新演出で七年ぶりに復活
北京人民芸術劇院は著名な劇作家老舎の生誕百周年を記念し、昨年十月から、新装した北京の首都劇場で彼の名作『茶館』を再上演した。作品は、清末から新中国建国前までの波乱に満ちた時代を背景に、北京のある茶館で起こる出来事を描く。身分や境遇の異なる客たちが辿るそれぞれの運命の物語は、かつて北京の数多くの観衆を魅了した。『茶館』が北京で初めて上演されたのは、約四十年前の一九五八年三月。以来、この作品は同劇院の
Author: 本誌·曹復 Year 2000 Issue 2 PDF HTML
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25. 宝塚歌劇団中国初公演は大成功
日本の宝塚歌劇団が昨年十月下旬、北京の世紀劇院で公演し、その新鮮な演出で中国の観客を魅了した。宝塚歌劇団が初の中国公演のために用意してきたのは、風格の全く異なる二つの演目だ。一つは植田紳爾作·演出の『ジャパンファンタジー 夢幻花絵巻』で、日本を代表ずる桜、中国を代表する牡丹、宝塚を象徴するスミレ、そして紅梅と、四季折々の花を主題に絢燗たる夢のような情景を作り出した。美しい女優が花に包まれながら歌い
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26. '99北京ブックマーケット空前の盛り上がり
昨年秋、労働人民文化宮で開催された'99北京ブックマーケットは、これまでにない活況を見せた。十日間で約八十万人が約四百万冊の本を購入し、総売り上げは五千万元を突破。これは一九八四年に同マーケットが始まって以来の最高記録だ。北京はもとより、天津市、河北省、さらには山西省、遼寧省などからも読書家たちが集まった。週末には立ち並ぶ六百余りのブースに客が押し掛け、会場は大変な熱気に包まれた。同マーケットの人
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27. 新刊続く儒学研究書
昨年は、儒学の祖として知られる孔子の生誕二千五百五十周年だった。孔子は世界の十大哲人の一人であり、その思想は人類の最も貴重な文化的財産の一つとして認められている。この「文化の聖人」を記念し、中国では昨年秋から『中華文明起源新探』『孔子遡源』『孔子西遊記―中西人格研究方法之比較』『孔子家語註釈』『中国儒家史』『儒学精華(上·中·下)』『論語·仁者的教誨』『儒学三字経』『孟子労通』など、儒学に関する新
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28. 楊静世界の注目集める琵琶演奏家
楊静は名前の通り物静かで、優雅な雰囲気を漂わせる女性だ。演奏するときのりんとした姿と彼女の琵琶から奏でられる品の良い音色は、聴衆の目と耳を引きつけて離さない。彼女の演奏が始まる瞬間は、まさに白居易が『琵琶行』にうたった「軸を転じ絃を撥(はら)い三両声(さんりょうせい)、いまだ曲調を成さざるにまず情あり」の言葉そのもの。現場の聴衆は、これからどんな音楽の世界が繰り広げられるのか、期待に胸を膨らませる
Author: 本誌·曹復 Year 2000 Issue 2 PDF HTML