Current Location: Home » Full Text Search
Your search : [ author:曹復] Total 72 Search Results,Processed in 0.125 second(s)
-
21. 哈爾浜(ハルピン)↔北京1388キロ
目立つ服装の変化哈爾浜(ハルピン)駅での乗り換え時間は一時間余り、われわれはすぐまた牡丹江市からの一六六番急行に乗り換えて南下をつづけることになる。乗り換え時間を利用して、駅前の広場をぶらついた。そこでは早起きの市民が爽やかな空気のなかで、太極拳をしたり、体操をしたりしている。まわりにはいらかの尖った建築物が立ち並んでいたが、東側の建物の上方に、大きな火の球のような朝日がかかっていた。バラ色の日ざ
Author: 曹復 Year 1982 Issue 11 PDF HTML
-
22. 北京←→武漢1229キロ
早春の北京で小休止北京駅前でタクシーをひろった。そして、北京を出発したころには、寒風のなかにはげ頭をさらしていた道ばたのポプラが、いつのまにか、稲の穂のような花を枝いっぱいにつけているのに、まず驚いた。ポプラは、早春の季節に、新しい葉を芽吹かせるに先立って、いっせいに花をつける。そして、風が吹くとそのグロテスクな花を、木の根もとや道の両わきの排水溝に間断なく落とす。北京を離れてわずか十日間だという
Author: 曹復 Year 1982 Issue 12 PDF HTML
-
23. 武漢↔衡陽556キロ
天険も自由に往来列車内で映画を見るなどというのは初めてだが、映画そのものは大して面白くない。そこで、お義理にすこし見てからすぐそとへ出た。十二号車両と十一号車両の連結部まで来て、何とはなしにそとに目をやると、列車はちょうど武漢長江大橋の上を疾駆している。広びろとした長江が、すぐ足の下を流れている。幾艘かの漁船と客船が海のような江面に浮かんでいるが、水の流れが遅いから停まっているように見える。遥かか
Author: 曹復 Year 1983 Issue 1 PDF HTML
-
24. 衡陽←→憑祥 1000キロ
朝霧のなかの桂林をゆく早朝、列車は、その「山水、天下に甲たり」といわれる景勝の地、桂林に近づいた。乗務員が、昨夜たのんでおいたとおり、私たちをよび起こしてくれる。私は身を起こし窓のカーテンを引きあけた。と、どうだろう、不思議な風景が眼前をよぎってゆく。大地から突き出た大きな樹林のような山峰がいくつもいくつも連なり、その峰々の間を乳白色の霧がうずめている。霧の中にみえかくれする山峰は実に神秘的だ。「
Author: 曹復 Year 1983 Issue 2 PDF HTML
-
25. もと台湾タレント阿原さん北京で活躍
ここ数年らい、春節(旧正月)になると、大晦日の夜、中央テレビ局の主催による「迎春の夕べ」が行われる。家中そろって、“団円飯”(春節や中秋節などの祝祭日に、一家そろって食べるお祝いの飯)を食べたあとテレビの前で、楽しいひとときをすごせるように。多くの視聴者の要望に応えようと、テレビ局は今年の「迎春の夕べ」の番組に手を加え、内容面にも形式面にも新しい工夫をこらした。いままでは、出し物はマイクの前に立っ
Author: 曹復 Year 1984 Issue 8 PDF HTML
-
26. 琉璃廠文化街の修復成る
古代の店舗の風格を再現だれでも一歩ここに足をふみ入れたなら、タイムカプセルに乗って騒々しい現代の環境から、あっというまに数百年前の古代社会に立ちもどった気になるだろう。長さ五〇〇メートル、幅一〇メートルほどの道の両側に昔の建物がずらりと軒をつらねている。建物の様式は変化に富み、重複する部分はごく少ない。花模様をあしらった軒板と窓格子、さまざまな動物の彫刻、色彩あざやかな図案……。この通りをそぞろ歩
Author: 曹復 Year 1985 Issue 1 PDF HTML
-
27. 全日本労働総同盟代表団が中国を訪問
昨年十月、北京では、月初めに中国を訪問した三千人の日本青年を見送り、月末の三十一日にはつづいて五百人近い全日本労働総同盟訪中団を迎えた。この訪中団は総員四百六十二人のうち、土井一清団長ら数名のほかは、みな初めての中国訪問であった。天安門広場での交流天安門広場では、日本の友人たちはちょうど遊覧にきていた中国人といっしょに凧あげをしたり、楽しく語り合ったりした。人民英雄記念碑の東側で、新婚夫婦が互いに
Author: 曹復 Year 1985 Issue 2 PDF HTML
-
28. 「飛碟探索」―中国からのUFO報告
中国でUFO研究の専門誌『飛碟探索』が、発行部数四十万部に上っている。「飛碟」(フェイ·ディエ)、すなわち“空飛ぶ皿”UFOのことである。広大な中国の大地のあちこちから寄せられるUFO目撃報告は枚挙にいとまがない。果してUFOは実在するのか?中国の研究者はUFO現象をどう見ているのか?興味深い「中国古代のUFO」も含めて、中国UFO研究の現状をご紹介しよう。UFO―未確認飛行物体―。果てしない宇宙
Author: 曹復 Year 1985 Issue 9 PDF HTML
-
29. 失われた手の再形成
これは、事故などで失われた手首から先の部分に、足の指や足の骨などを自家移植して、欠損部分を再形成し機能を持たせるという、奇跡的ともいうべき中国医学の成果です。ほんとうの手と同じ機能をもつ「手」を人工的につくる―この成果は去年日本で開かれた筑波科学万博の中国館で展示されて、各方面の注目を集めましたので、ご存知の方も多いでしょう。中国では、去年六月二十九日に、これに対して国家一等発明賞が与えられていま
Author: 曹復 Year 1986 Issue 5 PDF HTML
-
30. 女子大生の楊榴紅さん
わたしの前に座っているのは、色白でまる顔、トックリの赤いセーターがよく似合う女子学生―見るからにひよわそうな体つき、はにかみを帯びた話しぶりには、まだ子供っぽさが色濃く残っている。しかし、その理想、仕事そして愛情という面では、強い信念を持ち、向上心に燃えている。二十歳。北京にある中国人民大学人口学部の四年生、楊榴紅さんである。社会を驚かせた論文楊さんは、まだ年若いが、社会や人生の問題について自分な
Author: 曹復 Year 1986 Issue 8 PDF HTML