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Your search : [ author:写真 劉世昭] Total 3479 Search Results,Processed in 0.115 second(s)
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2511. 湖南省博物館 帛画(はくが)人物竜鳳図
帛画 戦国(紀元前475~前221)長さ28センチ 幅20センチ一九四九年、中国湖南省長沙市の東南郊外にある楚墓から、白い絹の布(帛)に描かれた絵が発見され、後に『人物竜鳳図』帛画(はくが)と名づけられた。これは、これまでに知られている限りでは、中国で一番古い絵画作品である。この二千四百余年前の絵は、葬儀の際に旗指し物として使われたもので、絵はすでにかすれて、ぼけてしまっているが、絵の中に描かれた
Author: 文=魯忠民 写真=王露 Year 2004 Issue 5 PDF HTML
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2512. 香包(シャンパオ)
初夏の夕方、安徽省から来た少年が、香包といわれる、わら細工の小さなお飾りを売りに来た。竿に何百もの香包を結びつけ、サワサワと音を立てて運ぶ姿は、ひと時、気持ちを涼しくしてくれる。香包には、十三種類の形があり、それぞれに縁起のよい、吉祥、平安などの願いを込めて作ってあるそう。開店前の休憩をしていたウェイトレスたちが集まってきて、みんな楽しそうに選んでいた。私も、いくつか買って、その日に会う予定になっ
Author: 写真·文 佐渡多真子 Year 2004 Issue 6 PDF HTML
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2513. 多様化する「学び」で人生豊かに
博士課程の五十六歳の学生天津大学のキャンパスで、博士課程に合格したばかりの梁鎮さんと知り合った。彼が図書館の前で、研究仲間と楽しそうに話している姿を面識のない人が見れば、教師と学生のように映るだろう。それもそのはず、五十六歳の梁さんの本職は天津商学院(市立大学)の教授で、天津大学(国立大学)での彼は最高齢の博士課程の学生なのだから。ちょうど、娘の梁潔涵さんも天津大学の二年生で、電子情報工程学院(学
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2004 Issue 6 PDF HTML
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2514. 天津市芸術博物館 闘彩農耕図扁壺
この「闘彩農耕図扁壺」は、清の乾隆年間(一七三六~一七九五年)に、景徳鎮の官窯で焼かれた逸品である。闘彩磁とは、白地に藍色で描いた下絵つけと、彩色を施した上絵つけとが結合した貴重な磁器で、その原型は、金代の磁州窯系統の、黒で下絵つけし、赤緑黄で上絵つけしたものが結合した製品にまで遡ることができる。闘彩の彩色技術は比較的複雑である。まず純白の生地の上に、藍色で絵の輪郭線を描き、透明な釉薬をかけて千三
Author: 文=魯忠民 写真=王露 Year 2004 Issue 6 PDF HTML
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2515. 広告界で脚光浴びる万瑶瑶さん
二十二歳の万謡謡(ワンヤオヤオ)さんと一緒にいると、だれもが楽しくなってくる。小さいころから歌や踊りが大好きで、笑い声が絶えなかった。それで彼女の母親は、落ち着きのない「多動症」ではないかと疑ったほどだという。北京電影学院の演劇学部の二年生だ。同学院は中国でもっとも優れた映画学院の一つで、有名な映画監督の陳凱歌、張芸謀、そして映画女優の趙薇はいずれもここの学生だった。そうした学院に進学し、誇らしか
Author: 表紙写真·馮進 文·王浩 Year 2004 Issue 7 PDF HTML
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2516. 映像文化がもたらした喜怒哀楽
コンピューターゲーム業界は、常に激しい競争にさらされている。三十歳でゲームの営業担当の劉燕生さんは、ビジネス上の成功だけでなく、将来の生活の基礎を打ち立てることを目標にしている。緊張の一日を終え、リラックスするのに最適な場所は、自宅のリビングである。約三十平米のリビングには、ホームシアター(中国語では「家庭影院」。日本とは違い、大画面テレビをスクリーンに代用することが多い)の設備と、三十四インチの
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2004 Issue 7 PDF HTML
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2517. 麻将ストリート
北京の初夏の夕暮れ時は、昼間の猛暑が嘘のように涼しくなり、気持ちいい。夕涼みがてら、什刹海(シーチャーハイ)周辺を歩くと、紫色のハスの花や、ピカピカ光る雑貨を売る行商人と出会う。個人営業のマッサージ師や理髪師が、よれよれになった白衣をはおり、屋外のリラクゼーション効果をフル活用して仕事をする光景を目にすると、私までなんだかほっとする。そんな什刹海も、最近では、おしゃれなスポットとして注目を集めてい
Author: 写真/文 佐渡多真子 Year 2004 Issue 7 PDF HTML
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2518. 黒竜江省博物館 座式銅竜
黒竜江省博物館黒竜江省博物館は、総合的な博物館で、黒竜江省の省都、ハルビン市の中心にある。1922年に創設され、50年、ハルビン工業大学の科学研究所となり、54年に「黒竜江省博物館」と命名された。博物館はメーンビルとオフィスビル、倉庫ビルの3棟からなり、建築面積は1万6000平方メートルを超えている。博物館の主な建物は1904年に建てられた古典的なロシア式建築で、陳列面積は3000平方メートル、倉
Author: 文=魯忠民 写真=王露 Year 2004 Issue 7 PDF HTML
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2519. 「私に何ができる?」が原点
四月十七日、河南省新郷市から北京豊台野球場まで、中国野球リーグ(CBL)の試合観戦にやってきた野球少年たちの日焼けした顔に、白い歯がこぼれた。視線の先には、差し入れのスナック菓子や飲料水を抱えた藤原利恵さんがいた。藤原さんは昨年八月から、北京にあるJICA中国事務所でボランティア調整員を務める。ボランティア調整員とは、青年海外協力隊員やシニア海外ボランティアの活動をサポートする担当者。彼女は中国大
Author: 文=林崇珍 写真=坪井信人 Year 2004 Issue 7 PDF HTML
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2520. メタンが変えた農村の暮らし
張秀松さん(六十一歳)は、万里の長城にほど近い、北京市延慶県八達嶺鎮裏炮村の農民である。息子二人と娘一人はすでに成人して働きに出たため、家には子育てを終えた夫婦が残った。彼の家の中庭には、都市の道端に作られた花壇のような長方形の菜園がある。菜園を囲むようにコウシンバラ、クジャクサボテン、観賞用のヒョウタンなどが植えられ、菜園にはトウガラシ、プチトマト、ピーマン、チンゲンサイなど、見た目も味も良い野
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2004 Issue 8 PDF HTML