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Your search : [ author:聞き手 龔学孺 本誌編集部] Total 159 Search Results,Processed in 0.102 second(s)
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11. 峨眉山
名山や大河の好きな人は、みな中国西南部にある四川省への旅行にあこがれる。そこには自然そのものの景観と名勝古跡がとりわけ多いからだ。そのうちでも、四川南部の峨眉山、東部の夔門(きもん)、西部の青城山、北部の剣閣がことに名高い。人びとはそれぞれの特色を称えるため、この四つの名勝に「天下になになにたり」という名文句を考え出した。そこで「峨眉は天下に秀麗たり」「夔門は天下に雄壮たり」「青城は天下に幽玄たり
Author: 龔学孺 Year 1978 Issue 6 PDF HTML
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12. 成都
成都は中国西南部の四川盆地、ゆたかな、そして美しい川西平野の中央にある。ここは気候が温和で、雨量が多く、そのうえ、有名な都江堰の水利灌漑工事のおかげをこうむっている。そのため土地が肥え、物産が豊かで、昔から「天府」(天然資源に恵まれた地域)といわれてきた。成都は昔から文化の古都としても知られてきた。紀元前二世紀の漢代で「詞賦大師」とうたわれた司馬相如や、楊雄などという詩人はみな成都の人である。八世
Author: 龔学孺 Year 1978 Issue 12 PDF HTML
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13. 晋祠
中国の国土は、すみずみまで古い歴史が刻みこまれており、名所旧跡が至るところにある。それは長い歳月にわたる人びとの汗と血の結晶であり、その由来を知った上で各地を訪れると、興味は倍加するにちがいない。そこで今号から、中国の「名所旧跡の旅」に読者を御案内するとしよう。司馬遷も訪れた名所山西省の中央部に位する省都太原市の郊外に「晋祠」とよばれる祠廟(中国では先哲や祖先をまつるたまやのこと)がある。その内外
Author: 龔学孺 Year 1979 Issue 2 PDF HTML
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14. 五台山
仏教の聖地へ山西省の東北部にある五台山(ごだいざん)は、四川省の峨眉山、安徽省の九華山、浙江省の普陀山とともに、中国仏教の四大聖地とされている。中国の仏教のなかで五台山は第一等の地位を占めている。というのは、五台山だけが仏教経典のなかに名前が出ている場所であり、文殊菩薩がここで説教をしたという道場でもあったからである。ここには美しい幽寂な自然の環境があり、壮麗な古代の堂塔があり、多くのすばらしい古
Author: 龔学孺 Year 1979 Issue 3 PDF HTML
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15. 北岳 恒山
山西省北部の渾源県の県境に、巍峨としてそびえる恒山(北岳)は、山東省の泰山(東岳)、陝西省の華山(西岳)、河南省の嵩山(中岳)、湖南省の衡山(南岳)とともに、中国の五大名山(五岳)のひとつである。東北から西南方向に、一五〇キロにわたってのびる恒山山脈は、海河の支流、桑乾河と滹沱河の分水嶺でもある。東は太行山につづき、西は雁門の険関を制し、南は五台山脈に接し、北は大同盆地にのぞんでいる。大同盆地から
Author: 龔学孺 Year 1979 Issue 4 PDF HTML
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16. 竜門石窟
以前から、ぜひ一度行ってみたいと思っていた竜門の石窟に、去年の初冬、願いがかなって遊ぶ機会を得た。竜門一帯は、すばらしい石彫芸術と秀麗な自然の風景が、渾然一体となって、魅力つきない芸術の秘境をかたちづくっている。伊水のほとり―竜門竜門の石窟は、河南省西部、洛陽市の南郊外、竜門口にある。洛陽市からは、わずか、一三·五キロのところである。竜門は、古くは「伊闕(いんけつ)」とよばれた。―両岸青山がせまる
Author: 龔学孺 Year 1980 Issue 3 PDF HTML
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17. 広西巴馬の長寿村を訪ねて
中国南部の広西チワン(壮)族自治区の西部に、巴馬(バーマ)ヤオ(瑤)族自治県がある。そこは汚染や騒音におかされた都市部とちがい、静寂な環境とすみきった空気のせいか病人も少なく、長命の老人が多いところから、いま、「長寿の里」として注目をあびている。巴馬県の人口は二三万で、なかでもチワン族、ヤオ族、漢族の三民族の人口がもっとも多い。彼らの多くが農業をもってなりわいとし、労働を楽しみながら、何百年ものあ
Author: 龔学孺 Year 1980 Issue 12 PDF HTML
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18. 雲崗石窟に遊ぶ
雲崗と大同は、昔から多くの遊覧客をひきつけてきたところである。とくに雲崗は、壮大な石窟芸術によって内外に知られている。この石窟は、甘粛省の敦煌石窟、河南省の竜門石窟とともに「中国の三大芸術宝庫」と称せられる。すなわち、敦煌は壁絵の宝庫、雲崗と竜門は彫刻の宝庫というわけだ。また、大同は、古来、中国北方の名だたる町で、四世紀末から北魏の首都となった。その後、遼、金代には「陪都(ペイドウ)」(副首都)と
Author: 龔学孺 Year 1980 Issue 12 PDF HTML
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19. 3000年前の“新疆娘”
近年、中国の西端、新疆ウイグル自治区で大量の古屍が発見され、その一部はウルムチ、上海、瀋陽で巡回展を行ない、多大の反響を呼んでいる。その外観は? 地下に眠っていた時間は? 発見当時の情況は? 同時に出土した文物は?
Author: 龔学孺 Year 1981 Issue 2 PDF HTML
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20. 山奥の小型発電所
浙江省縉雲(チンユン)県の山奥に、盤渓という小さな川があり、ここに、五つの小型水力発電所が建設されている。一立方メートルたらずの水で一キロワツト時の発電ができるという有名な盤渓「雛壇」式発電所である。この二、三年、盤渓発電所の見学にやってくる外国人はあとをたたない。去年の十月杭州でひらかれた第二回国際小型水力発電会議に出席した各国の代表と専門家たちも、ここを視察した。彼らは盤渓発電所の独創的な設計
Author: 龔学孺 Year 1981 Issue 6 PDF HTML