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Your search : [ author:本誌東京支局長·唐暉] Total 13 Search Results,Processed in 0.068 second(s)
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11. 残留孤児の子らのゆれる心
私は日本に来てから、たくさんの人々と友人になることができた。その中には、中国人と日本人以外に、「中国人でも日本人でもなく、同時に中国人でも日本人でもある」と言える人々がいる。彼らは日本に居住している中国残留孤児の子孫であり、その多くはアウトサイダーとしての難しい立場に身を置いている。今年の正月、残留孤児の祖母を持つTさんから年賀状が届いた。「私は高層建築物の隙間越しに東京の空を見つめ、この人類世界
Author: 本誌東京支局長·唐暉 Year 1999 Issue 7 PDF HTML
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12. 麻雀博物館に寄せる愛好者たちの思い
先日、ある知人から電話があり「千葉県岬町に麻雀博物館が出来ました。ちょっと面白いですから、一度見にいらっしゃいませんか」というお誘いを受けた。早速足を運んでみたところ、これが本当に面白い。展示品を見ているうちに、ぜひとも本誌で紹介したいという気持ちが沸いてきた。今年四月にオープンした麻雀博物館は所蔵品が実に豊富で、「博物館」の名にふさわしいものだった。牌のコレクションだけで七百組以上あり、その種類
Author: 本誌東京支局長·唐暉 Year 1999 Issue 9 PDF HTML
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13. トーロン族に魅せられた写真家
私が清水公代さんの名前を知ったのは、大使館に勤めている友人に「こんな人がいるよ」と紹介されたのが最初だった。写真が好きな私は大いに興味をそそられ、さっそく本人の連絡先に電話を入れてみた。受話器から聞こえてきたのは女性の声で、私は少し慌てた。てっきり清水さんを男性と思い込んでいたので、本人が名乗らなかったら「清水さんの奥さんですか」と口走っていたに違いない。私の中では写真撮影は男性の仕事という印象が
Author: 本誌東京支局長·唐暉 Year 1999 Issue 11 PDF HTML