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Your search : [ author:本誌·郭伯南] Total 13 Search Results,Processed in 0.074 second(s)
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11. 走馬灯(まわりどうろう)
中国では、旧暦元旦の春節と、十五日の元宵の灯節を盛大に祝う。春節がすぎ、やがて灯節というころ、きまって思い出すのが、あの走馬灯だ。子供時分、いなかで過ごした元宵の夜の眺めは、ほんとに美しかった。灯節の飾りつけをし、あかりを入れた「花灯」を掲げた村の家々を見渡すと、地上の星空のようだった。大人たちは、各自丹精の花灯を賞でながら談笑しているが、子供はなによりも走馬灯に夢中になっていた。ささやかな走馬灯
Author: 本誌·郭伯南 絵·岳峰 Year 1990 Issue 1 PDF HTML
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12. 風箏(たこ)(下)
前回では、風箏(フオンヂオン)の名の由来とその起源について述べた。今回は、玩具としての風箏はいつ始まったのかを探り、あわせて「お祓(はら)いの風俗」の由来と古代人の風に対する考え方についても述べてみたい。群なす紙鳶―詩、絵、芝居に登場風箏の原形は、先秦時代の公輸子(魯班)がつくった木鳶(もくえん)にまでさかのぼれるようである。秦、漢、魏、晋、南北朝と時代を経た千年間のあいだ、ずっと軍事用の特殊な道
Author: 本誌·郭伯南 絵·岳峰 Year 1990 Issue 5 PDF HTML
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13. サッカー(上)
サッカーはいまや、断然たる人気を誇る“世界第一のスポーツ”と呼ばれるようになった。その発祥の地はどこか、生まれたのはいつの時代であったのかを探ってみよう。伝えられるところによれば、古代ギリシアにすでに球蹴(け)りを遊んだ人がおり、ローマにもそれが伝わったが、ローマ皇帝に取り締まりを受けたという。また考証によると、古代エジプト人にも、アメリカ·インディアンの一部族にも、蹴球(しゆうきゆう)のたぐいの
Author: 本誌·郭伯南 絵·岳峰 Year 1990 Issue 9 PDF HTML