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Your search : [ author:文=村松 伸 写真=岩崎稔 コーディネイト=原口純子] Total 16 Search Results,Processed in 0.100 second(s)
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13. 中毒の極意
中華の中毒?近頃出した本のなかに『中華中毒』(作品社)と言うやつがある。副題に「中国的空間の解剖学」とあるように、中国近世の建築や都市について書いたものだ。その述べるところは、現在の中華人民共和国だけでない。近世までにこの建築文化が到達した先、たとえばベトナム、朝鮮、モンゴル、琉球、日本についても多くのページを割いている。珍しい図版をたくさん使っていて、自分で言うのも変だけれど、内容、装丁とも気に
Author: 村松伸 Year 1999 Issue 7 PDF HTML
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14. 出札口 (上)
一去年の三月、他省での取材をおえ、汽車で新聞社へ帰る途中のことである。混み合った車内で、わたしはやっと空席を一つみつけた。向かい側の席には、農民らしい中年の人が二人で何やら相談していた。聞くともなく聞いていると、西安で下車してから、戸県へ行くその日の長距離バスに乗れるかどうかを心配しているのだった。「それなら、午後二時にバスがありますから間に合いますよ」と窓ぎわの座席からとつぜん声がした。二十四、
Author: 莫伸 え·陳玉先 Year 1978 Issue 10 PDF HTML
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15. 出札口(下)
前号のあらすじ わたしは取材の帰途、汽車のなかで西安の交通事情に明るい若い女性に出合った。数日後、鉄道従業員の業務向上をはかるコンクールが開かれたさい、同僚の石君と取材にいき、そこでまた、この女性を見かけた。彼女はコンクールに参加していたのだ。わたしはその女性に興味をおぼえ、石君と連れだって彼女を駅の出札室に訪ねる。 その女性は韓玉楠といって、某駅の出札係り。一九七四年、この仕事に配属されたが、最
Author: 莫伸 え·陳玉先 Year 1978 Issue 11 PDF HTML
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16. 中国医学を学んだ3年間
ここは広州、夏は暑く太陽の光がまぶしく強い。冬は寒い。でも木々には一年中緑色が絶えない所。こんな広州に来てすでに三年経ってしまった。いろいろな出来事があった……。北京で標準語を習った私たち(日本人女性三人)は広州の広州中医学院に着いて、まず耳にした広東語に驚いてしまった。なぜかって?
Author: 広州中医学院 神宮寺伸子 Year 1978 Issue 9 PDF HTML