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Your search : [ author:上海在住フリーランスライター 須藤みか] Total 25 Search Results,Processed in 0.087 second(s)
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11. 古い洋館、工場跡がクリエーティブなオフィスに
新しい高層オフィスビルがこれでもかと言うくらいに次々に姿を現わす上海だが、高層オフィスビルで働くのはいまやOUT(流行遅れ)になるらしい。では、どういう場所がINなのかと言うと、上海の朝刊紙『新聞晨報』によれば、古い洋館や工場跡、有名人の故居などだという。IN、OUTなオフィスパーテーションで細かく仕切られたオフィス、見知らぬ人とぎゅうぎゅう詰めになって乗るエレベーター…。そんな無機質な高層ビルよ
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 10 PDF HTML
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12. アウトドア専門ショップが続々と…
余暇にはテニスにゴルフ、屋内スキーと各種スポーツに上海っ子の人気が集まっているが、上海でも本格的なアウトドアブームが起きつつあるようだ。アウトドアの専門ショップも市内あちこちに出来ていて、この一年だけで何軒もオープンしている。国慶節にはトレッキングへ国慶節の休暇を二週間後にひかえた日曜日―。上海一の目抜き通り、淮海中路から十分ほどの巨鹿路に店を構える「熔岩」を訪ねた。店内は、初めてのトレッキングに
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 11 PDF HTML
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13. 欧州風の家庭的なホテルを上海に…
〇三年十一月、常熟路と華山路の交差点を西に少し歩いて、さらに路地を五十メートルほど入ったところに、隠れ家のようなプチホテルがひっそりとオープンした。「OLD H0USE」。その名の通り、―九三〇年代に建てられた洋館をリノベーションしたものだ。このあたりには、煌びやかなロビーを持つ外資系、団体観光客やビジネスマンで賑わう地場系のホテルが四つもにょきにょきと建っている。対比するかのように慎ましやかに存
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 12 PDF HTML
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14. 21世紀的春節風景とは
おめでたい日かどうか、中国では耳をすまさずともすぐ分かる。結婚式、引越し、国慶節…、めでたい日には爆竹を鳴らすからだ。そして、上海で一段とその爆音が高くなるのが、春節(旧正月)だ。毎年、日にちが変わる春節は〇四年が一月二十二日で、〇五年は二月九日になる。春節は、中国人にとって一番大切な祝日。遠方に住んでいて、ふだんは会うことのない息子や娘、親戚が帰郷して、一家団欒を楽しむ。春節まで一カ月を切るあた
Author: 文·写真/須藤みか Year 2005 Issue 1 PDF HTML
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15. 其の弐「情人節 (バレンタインデー)」のある愛の詩(うた)
三年前の二月。時はバレンタインデー直前だった。「女性からプレゼントされるなんて、初めてだよ~」中国人の男性に感激されてしまって、たじろいだ。ずっと年下の友人なのだが、異国暮らしの私を何かと助けてくれる気のいい青年である。当時、彼は二十六歳。もちろん恋人もいて、「可愛いでしょう、僕の彼女」と紹介された。私がいる前でも二人の手は一時も離れることないラブラブモードだった。花束を贈るのは今や常識!?ちょう
Author: 文·写真/須藤みか Year 2005 Issue 2 PDF HTML
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16. 昔も今も 凧が舞う
元気の秘訣は凧揚げ?趣味として凧を愛する人もいれば、お年寄りたちにとっては健康アイテムのひとつになっている。早朝の黄浦江ほとりの黄浦公園で凧を揚げているおじいさんと話していたら、なんと御年、八十七歳。「一に目に良い、二に首の運動に良い、三に健康に良い。あんたもやってみるといい」三つの理由を挙げて、凧揚げを薦められた。なるほど、背筋もシャンと伸び、矍鑠たる姿は若々しい。確かに、胸筋や腕の力を鍛えられ
Author: 文·写真/須藤みか Year 2005 Issue 3 PDF HTML
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17. 清明節に春を想う
二〇〇一年に始まったこのサイトは昨年の清明節時点で、アクセスは百八十万件を超え、メモリアルパークも約二百五十を数えるという。お墓を清めたり献花ができるだけでなく、歌、線香、蝋燭、酒を霊前に供えることができる。幼くして亡くなった少年のBBS(電子掲示板)には、クリスマスにはケーキ、好物だったと思われるホットドッグの写真や童話の挿絵などと一緒に、親族からメッセージが途切れることなく寄せられていた。一般
Author: 文·写真/須藤みか Year 2005 Issue 4 PDF HTML
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18. 今時のブライダルとは…
五月は、上海のブライダルシーズン。上海語で「五」は「ンゴ」と発音し、「我」と同じ音になるため、特に財を成すの「発」と同音の「八」のつく、五月八日、十八日、二十八日は結婚式ラッシュとなる。春の公園で婚礼写真アルバム作り今年の立春(二月四日)は春節前に訪れ、来年は春節の後に立春が来るために旧暦の二〇〇五年には立春がないことになる。春のない年に結婚すると未亡人になるという言い伝えから、春節前には駆け込み
Author: 文·写真/須藤みか Year 2005 Issue 5 PDF HTML
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19. 悲喜交々(こもごも)の受験シーズン
タクシーが拾いにくくなるのは、旧正月前と六月の朝。なぜかと言えば、受験シーズンだからで、我が子が試験会場に遅刻しないようにと親たちはこぞってタクシー会社へ予約を入れる。日常タクシーを利用する人たちはそのあおりを受けて、街をさまよい、あぁ受験の季節だったと気づくことになる。それもまた、上海の風物詩のひとつになっている。敗者復活は海外留学今年はどうなるか分からないが昨年は、試験前一カ月ほどはよほどの緊
Author: 文·写真/須藤みか Year 2005 Issue 6 PDF HTML
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20. 夏の風物詩あれこれ
夕暮れの小学校校門前には、父母や祖父母の姿が見える。道路がラッシュにさしかかる登下校時に、我が子や孫を後ろに乗せて自転車やバイクで送り迎えをするためだ。最近はマイカー族や地下鉄·バス利用組が増えていて、朝夕の通勤時に自転車の大群を見ることも少なくなってきた。六、七月の雨が続く時期ともなると、赤、青、黄色…と色とりどりの合羽が街を舞い、梅雨の鬱陶しい気分を振り払ってくれるのだけれど…。雨の日の自転車
Author: 文·写真/須藤みか Year 2005 Issue 7 PDF HTML