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Your search : [ author:文·写真/須藤みか] Total 24 Search Results,Processed in 0.095 second(s)
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1. 開港160年によせてシャンハイ道の物語
いま、この原稿を書いている二〇〇三年十一月十七日、百六十年前のこの日、上海港は正式に開港した。上海を伝えようとするとどうしても、新しいことや変化ばかりに目が行ってしまうけれど、たまにはむかしの話もよいもの。今回はオールドシャンハイの街の話といきましょう。「外灘」と名付けた人は今回、開港百六十周年を記念して、各新聞が記念別刷りを発行したのだが、なかなかどうしてどこも気合いが入っている。昨夏創刊したば
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 1 PDF HTML
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2. 中国を教えてくれたお兄さん……
パンパンパーン。冬至を前にした十二月の中旬の週末、澄んだ冬空に爆竹の音が響いた。ここは上海から車で小一時間の郊外にある墓苑、オープンを目前にひかえたF1サーキット場が近くに見える。二年前に亡くなった友人の納骨式を執り行うというので、家族·親族総勢三十余名と貸切バスに揺られてやってきた。友人の友人はもちろん友人陳さんとの出会いは五年ほど前。友人の紹介で、上海に来て間もなくのことだった。日本滞在経験が
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 2 PDF HTML
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3. 花のある 暮らしを届ける
シエシエ、ニーハオしか知らないけれどクリスマスから、元旦そして春節までの間は、一年でいちばん花が売れる時期。上海市内に五十カ所はあると言われる花卉(かき)市場も、自宅を花で飾ろうという多くの上海っ子たちで賑わい、この時期の売り上げは、通常の二倍にもなる。そんな花卉市場のひとつ、「上海新穎花卉市場」に日本人の、それも男性フローリストがいると聞いて、出かけてみた。紅葉高弘さん(二十六歳)が、その人。ま
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 3 PDF HTML
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4. 人々のニーズを満たす新スポットが続々登場
上海で人気のスポットというと、一九〇〇年代初めの中国·西洋折衷の建築様式、石庫門式建築の街並みを二十一世紀流にアレンジした複合施設「新天地」が真っ先に挙がるのは仕方ないとしても、疾走するように開発が進む上海には新天地に続けとばかりに、新しいスポットが誕生しようとしている。規模ははるかに新天地に及ばないものの、新天地に飽きた上海っ子たちが集まる場所として一昨年から話題になっているのが、「泰康路」。空
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 4 PDF HTML
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5. 買いたくても買えない?!上海マイカー事情
開発著しい浦東に一戸建てのマイホームと投資用マンション一軒を持ち、週末は二年前に買ったマイカーで妻と二歳の娘と郊外にドライブに出かける―。どこから見ても幸せそうなW君(二十九歳)が頭を抱えている。彼を悩ますのは、マイカーの駐車場問題だ。というのもマイカー族の急増で、駐車場のスペース不足が発生。市中心部の駐車料金が軒並み値上がりしているのだ。二年前に上海市物価局が裁定、統一価格として一時間五元だった
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 5 PDF HTML
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6. 就職の縁は異なもの味なもの?
上海はいま、ホットなテーマ。上海で働く日本人も注目されていて、私も『上海で働く』という単行本を書くために、十数人に話を聞いている。さまざまな職業、年代で、上海に来たきっかけもそれぞれだが、上海で働く彼ら彼女らには共通点がある。人よりももう一歩前へ進んでみる行動力と、中国人とのいい出会いを持っていること。いくつもの物語を聞いていたら、自分の数年前を思い出した。私の中国での就職活動は、アポなしから始ま
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 6 PDF HTML
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7. 24時間営業のブックストアにさまざまな顔
深夜〇時半、二十四時間営業のブックストア「思考楽書局」に行った。八佰伴百貨店や時代広場があり、浦東新区で最も賑やかな浦東南路にあるが、さすがに深夜で灯りが点るのはこのブックストアだけだ。「今日は昼間からずっと雨でしたからね、客足も伸びていませんが、通常は平均で夜九時から深夜一時までで百八十人、深夜一時から朝九時までで七十人ぐらい」と、店長さん。この店長さん、書店の前は日系コンビニエンスストア「羅森
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 7 PDF HTML
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8. 世界に向けて花開け!上海発の日本人ブランド
新天地·上海で起業·独立しようと、上海へやってくる日本人の若者が増えている。業種も、レストランや洋·和菓子店に、美容院。店舗設計、貿易、IT…と、実に多様だ。服飾デザイナーの日野宏美さん(二十九歳)もそんな起業·独立組の一人で、昨年三月上海へやってきた。日野さんの手による犬の洋服ブランド「MODE TOU TOU」が今年五月に立ち上がり、日本の小売店での販売がスタートした。曾祖母が呉服屋、祖母は洋
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 8 PDF HTML
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9. 台湾風の夜市と日本的「デパ地下」が誕生
春節か、いやゴールデンウィークか、と開店情報がささやかれてきた「上海久光百貨」がようやく六月末にオープンした。特に待ち焦がれていたのは、上海に住む日本人とおそらく香港出身者。というのもこのデパート、香港そごうを経営するライフスタイル·インターナショナル·ホールディングズのマネジメントによるもので、日本的な「デパ地下」も誕生するという話が出ていたからだ。すでに進出している伊勢丹や台湾系の太平洋百貨な
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 9 PDF HTML
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10. 古い洋館、工場跡がクリエーティブなオフィスに
新しい高層オフィスビルがこれでもかと言うくらいに次々に姿を現わす上海だが、高層オフィスビルで働くのはいまやOUT(流行遅れ)になるらしい。では、どういう場所がINなのかと言うと、上海の朝刊紙『新聞晨報』によれば、古い洋館や工場跡、有名人の故居などだという。IN、OUTなオフィスパーテーションで細かく仕切られたオフィス、見知らぬ人とぎゅうぎゅう詰めになって乗るエレベーター…。そんな無機質な高層ビルよ
Author: 文·写真/須藤みか Year 2004 Issue 10 PDF HTML