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Your search : [ author:収蔵 薄松年 写真·文魯忠民] Total 105 Search Results,Processed in 0.189 second(s)
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91. 『三英戦呂布』
『三英戦呂布(三英雄が呂布と戦う)』は、古典小説『三国演義』の第5回からの出典で、伝統戯曲『虎牢関』の中の一節である。元代の鄭徳輝によって書かれた雑劇『虎牢関三英戦呂布』のほか、漢劇、川劇、豫劇および秦腔(それぞれ湖北、四川、河南、陜西地域の地方劇)にも登場する。曹操は国を奪った董卓を恨み、檄を飛ばして、董卓征討を諸侯に呼びかけた。これに呼応して兵を起こした十八鎮の諸侯は、袁紹を連合軍の盟主に、も
Author: 写真·文 魯忠民 Year 2007 Issue 12 PDF HTML
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92. 三顧の礼
「三顧の礼」は中国では誰もがよく知っている物語であり、影絵芝居の伝統的な演目となったのもごく自然なことである。この影絵は清代の遺物で、牛の皮を切り抜いた精巧で美しい透かし彫りである。影絵芝居を上演するための道具ではあるが、それ自体にもすばらしい鑑賞価値がある。後漢(25~220年)の晩期、諸葛亮は隆中に隠居していた。策士·徐庶は諸葛亮こそまれに見る優れた人材と思い、劉備に推薦した。そこで劉備は関羽
Author: 写真·文 魯忠民 Year 2007 Issue 2 PDF HTML
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93. 麟麟子を送る
旗麟(キリン)は中国に古くから伝えられた想像上の動物で、縁起がいいとされてきた。古代には竜、鳳鳳、亀と併せて「四霊」といわれていた。献麟の姿は、一般的なもので藥(おおじか)の身体西馬の足、牛の尾、一本の角、魚のウロコに覆われ、角の先端は肉質である。最古の字書『説文(せつもん)』に「旗は仁獣、棄身牛尾一角。麟は牝の麟である」と書かれている。その色は黄ともいわれ、白ともいわれる。また「毛虫の長」だとか
Author: 収蔵薄松年趙峰写真·文魯忠明 Year 1992 Issue 4 PDF HTML
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94. 劉海、金婚と戯れる
民間の年画や切り紙や刺繍などに、こんな絵柄をよく見かける。一人もしくは一対のまるまるとした子どもが、赤や緑の服を着てにこにこしながら、手に銭差しに通したお金をもっている。それに足が三本の金蠣(きんせん。金のガマ)、縁起物の珠玉、はすの花、梅の花などが付きもので、なんともにぎにぎしく楽しさいっぱいだ。これが「劉海、金蠣と戯れる」の図である。劉海は有名な道教の神さまだ。しかしもとはといえば実在の人物で
Author: 収蔵薄松年写真·支魯忠民 Year 1992 Issue 9 PDF HTML
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95. 福禄寿三星(フールゥショウサンシン)
新年に幸せを願う民間美術ではよく福、禄、寿の三神を合わせて、「福禄寿」または「福星、禄星、寿星の三星」などと呼んでいる。三星とはそれぞれ福運、官禄(俸給)、長寿を表す。人々に好まれていて、とりわけ春節(旧正月)になると、多くの家では新しい三星の年画(めでたい神像などを印刷したもの)を壁に貼る。ここでいう「福」には「財運」も含まれる。民間年画『天官賜福』(天官から福を賜る)の天官は最もよく知られる福
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 2 PDF HTML
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96. 門神(メンシェン)
勇敢な武将が家を守る春節(旧正月)の時期に、中国各地の人々は、家の門戸に「門神」(メンシェン)を貼る習慣がある。史書には早くから、年初めに「神荼」「郁壘」「神虎」などの神像を門戸に描き、厄(やく)を除けたと、記載されている。宋代以降になると、木版印刷の神像が流行し、そのスタイルや数がますます増えた。初期のころは武将の像が主であったが、明·清代以降になると、「文門神」(文官の神)など各種のスタイルが
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 4 PDF HTML
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97. 竈神(ザオシェン)
福をもたらすかまどの神様春節(旧正月)の前になると、中国の民間では、かまどの神様「竈王(ザオワン)」(竈神)を描いた紙を、かまどの上の壁に貼る。竈王をこうして祭るのは、原始社会の人々が、火を尊ぶならわしが今に続いているものだ。言い伝えでは、旧暦の12月23日(または24日)になると竈王が天へと上り、一家のその1年間のよしあしを玉皇大帝に報告する。このとき各家庭では、線香をたき、供え物をして、竈王を
Author: 年画収蔵·薄松年文·魯忠民 Year 2003 Issue 6 PDF HTML
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98. 蚕猫(ツァンマオ)
ネズミからカイコを守る中国江南の農村で、養蚕や食糧貯蔵の際にもっとも恐れられるのが、ネズミの害だ。そのため、ネコを飼育してネズミを駆除するのは、カイコや食糧を守るのに重要である。毎年春の養蚕の季節になると、人々はみな「蚕猫(ツァンマオ)」と呼ばれる年画を買って、カイコ部屋に貼り飾る。この年画には、ネズミを捕まえた大ネコ·小ネコが真ん中に、桑の葉が左上に描かれているが、それはネズミをすっかり駆除し、
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 7 PDF HTML
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99. 文財神(ウェンツァイシェン)
実在の人物がモデルに中国の民間に伝わる神様のなかで、おそらく財神(ツァイシェン)ほど人々から好かれる神はないだろう。旧暦の大みそかの晩に、各家では新しい財神の年画を貼りかざり、正月2日に古い年画を燃やすのだ。財神の木版年画は、種類が多い。「文財神」「武財神」「利市仙官」「五路財神」「回回進宝」などがあり、なかでも文財神と武財神は、もっとも普遍的である。文財神は、文官の姿で、宰相の紗帽をかぶり、長い
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 8 PDF HTML
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100. 六(リュー)合(ホー)同(トン)春(チュン)
「鹿と鶴」合わせ円満ねがう鹿(しか)と鶴(つる)は、中国では吉祥の動物である。「鹿(ルゥ)」は「禄(ルゥ)」と同じ発音なので、役人の俸禄を象徴している。また、中国の人々は、鶴のことを「天鶴」「仙鶴」と呼び、鶴や亀、松や石は、いずれも長寿を表している。2羽の鶴が、太陽にむかって高々と飛んでいる絵を贈ると、相手の「昇進」を望んだり、それを祝福したりする意味となる。民間年画に描かれる「鹿(ルゥ)と鶴(ホ
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 9 PDF HTML