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1. 変わりゆく内蒙古·霍林河露天掘り炭鉱区
現代的な露天掘り炭鉱昨年、秋もたけなわのころ、車を駆って内蒙古自治区東部の都市通遼を出発、科爾沁(ホルチン)草原をひた走りに走った。車窓から見える果てしなく広がる草原には一群の牛や羊が放牧されており、乳白色の蒙古包(パオ)がその間に見えがくれした。この草原特有の広漠とした、幽すい、古朴な風情は、思わず千古伝わる名句「天は蒼々たり、野は茫々たり、風吹き草低(た)れて牛羊を見る」を思い浮かばせた。走る
Author: 林文堂 Year 1985 Issue 4 PDF HTML