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Your search : [ author:李准え·阿老] Total 2 Search Results,Processed in 0.076 second(s)
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1. 耕雲記
ことしの春、わたしが玉山(ユイシヤン)人民公社へいつたときのこと、途中で雨がぽつぽつふりだした。県道のかたわらに草ぶきの小屋があつたので、みんなその中にひしめきあつて雨やどりした。みんなは、笑いさざめきながらいい雨になつてくれたと話しあつていた。そのとき県道を一人の娘が走つてきた。十八、九だろうか、丈が高く、ビツシヨリ雨にぬれた衣服はいつそうかの女をすらりと、健康そうに見せた。つぶらなひとみには、
Author: 李准 え· 阿老 Year 1961 Issue 11 PDF HTML
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2. 耕雲記(下)
あのとき霜にうちかつていらい、党委員会は、この測候所に、大した力のいれようです。うち出したスローガンは、「党書記が先頭に立ち、在来式と近代式を結びつけ、自力にたよつて、正確な予報を」というのです。また大衆のなかに広はんに気象知識を宣伝するほか、うちの測候所のために気象がかりを配置してくれました。生産隊長はみな気象知識を学ばなければならず、定期的に試験もします。そのなかには兄もくわえられました。「在
Author: 李准 え·阿老 Year 1961 Issue 12 PDF HTML