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1. 晋·王献之の書
王献之(おうけんし)(三四四~三八六年)といえば東晋の書道革新家としてつとに有名だが、あざなは子敬、幼名を官奴といい、王羲之(おうぎし)の第七子であった。中書省の長官である中書令に任ぜられたことがあるので、一般には“王大令”と呼ばれる。もちろん、書道史では父の王羲之とならんで有名で、父子あわせて「二王」と通称される。「二王」の書風の影響は正に巨大で、時代の推移とともに盛んになりこそすれ、衰えたこと
Author: 龐書田 Year 1980 Issue 10 PDF HTML
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2. 宋·張即之の書
張即之(一一八六~一二六三年)、字(あざな)は温夫、号は樗寮(ちよりよう)、安徽省歴陽烏江(現在の和県)の人で、南宋(一一二七~一二七九年)後期に大きな影響力をもった大書道家である。文献によると、元代の著名な書家趙孟頫も、少時、張即之の書を学んだとある。張氏も両宋時期の多数の書家と同様、はじめは顔真卿の書から入ったが、のち「顔体」を工夫して「鼎もはねのけるほど剛勁な」独特の風格を確立、新生面を開拓
Author: 龐書田 Year 1983 Issue 3 PDF HTML