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Your search : [ author:米谷] Total 5 Search Results,Processed in 0.082 second(s)
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1. アメリカの“海外旅行者”
アメリカ国務省の出国証係課長ナットは『ワシントン·ポスト』に一文を寄せ、まい年数百万人のアメリカ人が海外旅行にゆくが、多くの“旅行者”たちの不良行為が外国人のあいだに反米感情をひきおこしている、ともらしている。この旅行者たちは海外で、闇商賣をしたり、酔っぱらったり、空手形を出したり、他人の財物を破壊したり、いろいろ悪いことをやっている。はなはだしきにいたっては「どこの国の一流ホテルでも、アメリカ人
Author: 米谷 Year 1962 Issue 9 PDF HTML
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2. しあわせの花
むかし、むかし、あるところに村がありました。うしろには山があり、まえには川が流れて、たいそうけしきのよいところでした。村には、きれいで働きものの娘が住んでいました。畑仕事もやれば、ししゅうなどもできて、顔かたちがまたうつくしく、つぶらなひとみは、まるでお月さまのようにやわらかな光をたたえていました。そこで年寄りたちは娘をほめそやし、若者たちはなおのこと、娘をしたっていました。娘は十八になりましたが
Author: 採録 初牧 え 米谷 Year 1962 Issue 3 PDF HTML
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3. ナスレチン·アバンチの物語
ナスレチン·アバンチの物語は、新疆(シンチヤン)ウイグル族の人びとが口ぐちに語りつたえる民間の伝説ですが、似かよつた物語は、ウズベクやカザフなど新疆の他の兄弟民族のあいだにも広く伝わつています。ここにはそのなかのごくいちぶをえらびました。
Author: 採録 趙世傑 え 米谷 Year 1961 Issue 11 PDF HTML
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4. 窖山の宝
むかし、福建(フーチエン)省の窖山(チヤオシヤン)は仙人が宝をしまつていたところだそうです。ここには金銀財宝がざくざくあり、米、油、塩のたぐいにいたるまで、なんでもそろつていました。窖山の仏仙岩(フオシエンイエン)のそばには米と油と塩の穴藏があつて人びとが山へたきぎ取りや狩に来ると、ひとりでに米や油や塩があふれ出てきました。そこではどんなにたくさんの人がやつて来ても腹いつぱい食べらをますが、しかし
Author: 整理 鄭邦寧 黄長源 え 米谷 Year 1961 Issue 5 PDF HTML
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5. 石娃(シーワー)と花妹(ホワメイ)
いつの頃ともわからないくらい昔のことです。いまの浙江(チエチヤン)省の諸曁(チユーチー)というところに石娃(シーワー)という若者がいました。石娃はかしこいうえに体も丈夫で、畑仕事がお手のものであるばかりか、石工としても人なみすぐれた腕をもつていました。石娃はまい日一度はかならずノミとツチをもつて村の石工たちをさそいあわせ、山にのぼつて岩を刻みました。春、夏、秋、冬の別なく、風がふこうと雨がふろうと
Author: 採集 蔡渉 王競 整理 小紅 え 米谷 Year 1961 Issue 6 PDF HTML