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Your search : [ author:田潔雲] Total 23 Search Results,Processed in 0.127 second(s)
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1. 農業の技術改革をめざして
一 上下こぞって目がさめると、汽車は山西(シヤンシー)省内を走っていた。あたりは一面の銀世界。七日七夜降りつづいた大雪に、山西の中部平原は白い、やわらかなジュウタンにおおわれているかのようである。「山西の穀倉」といわれる山西省南部からやってきた旅客の話では、その辺は膝までとどくほど雪が深くつもって、歩くのに苦労だという。連れの男も、これだけ降れば、小麦は豊作だ、といってひとみをかがやかせた。俗に大
Author: 田潔雲 Year 1963 Issue 3 PDF HTML
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2. 七里営もっとも早くできた人民公社
カラー参照一九五八年八月六日、中国人民の偉大な指導者毛主席は河南省の七里営人民公社を視察した。人民公社の入口にかかっている「新郷県七里営人民公社」の門標に目をとめ、「人民公社という名はよい」と毛主席はいった。毛主席は、人民公社の製粉所、ボール·ベアリング工場、綿の試験田を視察した。どこにいっても、毛主席は男女の公社員と親しく話をした。それから間もない八月二十九日に、中国共産党中央委員会は農村に人民
Author: 田潔雲 Year 1973 Issue 12 PDF HTML
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3. 革命と生産活動がもたらした巨大な変化―浙江省農村見聞記
日本でひらかれている「中華人民共和国展覧会」の農業館に展示される浙江省の農業に関する材料は、人びとの興味をひくであろう。浙江省は、東中国海にのぞむ面積十万余平方キロのわりあいに小さな省である。ここは山地が多くて平野が少なく、人口が多いわりに耕地が少ない。それにもかかわらず、食糧の収穫高は近年らい一ムー(六·六六七アール)あたり五百キロをこえ、全国の省の中でもAクラスに入る。この省は食糧のほか、綿花
Author: 田潔雲 Year 1974 Issue 7 PDF HTML
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4. 労働者·技術者の生活とその環境
文化大革命のさなかに新設された江蘇省梅山製鉄所にでかけて、製鉄所と同時に完成した住宅区を取材することになった。いつものように招待所に泊まるつもりだったが、この製鉄所で技術関係の仕事をしている友人と偶然に再会し、「招待所に泊まるんだって、ぼくのところに泊まれよ、きみの取材にも役立つから」と言われたのでそうすることにした。友人の一家は、夫婦とも工場で働いており、十二歳になる男の子は小学校にかよっている
Author: 田潔雲 Year 1974 Issue 12 PDF HTML
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5. 県の党委員会書記 呉仁宝
今年の五月のある日、夜半の三時。江蘇省江陰県(チヤンイン)のある生産隊の隊長は、とつぜんやってきた県党委員会書記の呉仁宝の姿をみて、なにか急用でもできたのかと思い、びっくりした。だが、呉仁宝は会議を終え、南京(江蘇省省都)からの帰り道で、脱穀場に明かりがついていたので、寄っただけのことであった。「今年の収量はどうだね」呉書記はたずねる。「実収量は四時にわかります」と生産隊長はこたえた。呉仁宝は腕時
Author: 田潔雲 Year 1977 Issue 12 PDF HTML
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6. なぜ大学を受けるのか
「なぜ大学を受けるのか」これは作文のテーマとしてもありきたりすぎて、もう何の新鮮味も感じられない。エリート大学の卒業証書が、お金と地位と前途を意味する世界においては、なおさら問題にする価値もない。では、どうして目新しくもないこのテーマを今さらながらに持ち出したのだろう。それはやはりこの古色蒼然としたテーマが、受験生の心の扉をひらき、一歩進んで、今日の中国の青年の心の世界をさぐることができると考えた
Author: 田潔雲 Year 1978 Issue 4 PDF HTML
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7. 四つの現代化をめざす中国の青年
中国において、新たな長征をおこなう時代が、ついにおとずれた。今世紀中にわが国を、農業、工業、国防、科学技術の現代化した社会主義強国に建設することが、新たな長征の目標である。「中国は新たな万里の長征をおこなう」というスローガンにわたしがはじめて接したのは、一九七五年のことだった。その年、かつて赤軍の二万五千華里の長征に参加した老幹部が、党中央と国務院の指示で、中国科学院の整頓の仕事にやってきた。ある
Author: 田潔雲 Year 1978 Issue 7 PDF HTML
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8. 嵐は木を強くする
科学研究の新しい成果を伝える定期刊行物『科学通報』が、今年の第二号に素粒子に関する〈電場と電流の関係とP状態新粒子の全崩壊幅〉という論文を掲載した。この種の学術誌に発表される論文には、作者の姓名と所属が明記されるのが通例だが、なぜかこの論文にかぎって曹南薇(ツアオナンウエイ)という女性の筆者名が記されているだけで、所属も肩書もない。その点を人に聞かれると彼女はニコリとしていう。「“秘密機関”の者で
Author: 田潔雲 Year 1978 Issue 10 PDF HTML
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9. 1 いま大寨はどうなっている
夏の取り入れの頃、北京をたち大寨に赴いた。ただ、いつもの取材とは違い、なんともいえない複雑な気持ちだった。一九六四年に「農業は大寨に学ぼう!」というスローガンが出されて十余年このかた、何回となく全国の農村を回り、大寨に学んで成果を収めた多くの人民公社や生産大隊を紹介してきた。それらのなかには砂漠の侵食に打ち勝ち、美しく豊かなオアシスを造りあげたものや、アルカリ性の不毛の地を改良して食糧·綿花の里と
Author: 田潔雲 Year 1981 Issue 10 PDF HTML
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10. 2 戸別責任制をとる菏沢地区
プロレタリア文化大革命中、批判され悪罵された「生産各戸請負制」(包産到戸)が近年、中国農村で静かに芽をふいている。こんな現象が起こった当初には、賛成する人もいれば、かぶりをふる人もいて、論議をかもしたこともあった。が、ここ数年来の実践がきわめて説得力にとむ成果を生んでいるので、すでに絶対多数の人が肯定する側に立っている。長期にわたってずっと立ち遅れていた農業地区にとって、この制度は貧しさから脱出す
Author: 田潔雲 Year 1981 Issue 10 PDF HTML