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Your search : [ author:王景芬] Total 3 Search Results,Processed in 0.063 second(s)
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1. 秦·李斯と小篆
李斯(?~前二〇八)は、あざなは通古、楚の国上蔡(今の河南省上蔡の西南)の人で、中国書道史上、最も早い時期の書家である。その前には、周代の史籀が籀文(すなわち大篆)を創ったという記載もあるが、学術界では早くからこれに対する疑問が出されていて、未だに定説は無い。しかし、李斯とその書については、文献に具体的な記載があり、それを裏づける実物もある。李斯は、はじめは郡の小官吏であったが、荀卿に治国の道を学
Author: 王景芬 Year 1982 Issue 4 PDF HTML
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2. 雲居寺の唐代石経
石刻の仏教経典は、中国の貴重な文化財のひとつで、数量、規模ともに驚くべきものが残されており、中国の文化や歴史の研究、とりわけ仏教典籍の研究や書法芸術の研究上、きわめて貴重な資料である。石経にのこされた書は、民間の書法として、書法芸術の発展に大きな影響をおよぼしてきた。唐代の顔真卿、柳公権など著名な書家も、独自の書風を形成するまでには、いずれもこの書法からゆたかな栄養を吸収し、また自身でも石経を書い
Author: 王景芬 Year 1982 Issue 7 PDF HTML
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3. 北魏·鄭道昭と雲峰の石刻
鄭道昭、あざなは僖伯(きはく)、自ら号して中岳先生と称した。北魏の時代、滎陽(けいよう)(今の開封市)の人である。幼少の頃から学問をこのみ、博く群書に通じた。また書に長じ、詩賦を愛した。光州と青州で刺史(知事)をつとめたが、施政は寛大で、威をもって刑を施すようなことをせず、官民いずれからも親しまれた。光州にいた頃のことである。父の鄭羲の墓があまりにも遠くにあるためその美徳が広く伝わらないことを遺憾
Author: 王景芬 Year 1983 Issue 6 PDF HTML