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Your search : [ author:王一之(ワンイーチー)] Total 7 Search Results,Processed in 0.094 second(s)
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1. 鹿の飼育 吉林省
梅花鹿(メイホワルー)とよばれる鹿はからだに梅の花のような白い斑点があり、ひじょうに美しい。また経済的な面からみても貴重な動物とされている。俗に「鹿はからだ中が宝」といわれているが、とくに梅花鹿の鹿茸(ろくじよう)、胎児、筋、尾はいずれも強壮剤として有名である。その他、内臓、血液、脳髄なども薬用価値がある。現在、吉林(チーリン)省にある数十におよぶ国営養鹿場では、国家の医療薬品部門に貴重な薬材を提
Author: 王一之(ワンイーチー) Year 1964 Issue 11 PDF HTML
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2. 北京アヒル
〈全聚徳(チワンチユイトー)〉の烤鴨(カオヤー)(北京(ペイチン)アヒルの丸焼き)といえば、北京を訪れたことのある地方や外国のお客さんの間でも大した評判である。北京アヒルは卵をよく産むし、肉もうまい。成長が早くて、よく太る。普通のアヒルなら卵を産むまでに二四〇日かかるところを、北京アヒルは一五〇日で産卵期にはいる。産卵は、年間一八〇個から、飼育法がよければ二〇〇個以上までにはなるという。北京アヒル
Author: 王一之(ワンイーチー) Year 1965 Issue 3 PDF HTML
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3. タバコ 河南省
中国におけるタバコ栽培は、三〇〇年あまりの歴史しかもっていない。文書の記載によれば、それは、明の万暦年間(一五七三~一六二〇年)にはじまったといわれ、海外から福建(フーチエン)省や広東(クワントン)省に入ってきたらしい。当時のタバコは晒烟(シヤイイエン)(日光で乾燥させるタバコ)で、民間に広まっていた水ギセル用やふつうの刻みタバコはみなその一種で、中国の南北各省に広く植えられていた。中国に烤(カオ
Author: 王一之(ワンイーチー) Year 1965 Issue 7 PDF HTML
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4. 竹 浙江省
竹といえば庭に植える観賞用のものから野山に育つ竹林までが頭にうかぶ。前者のほとんどはほっそりとした四角竹、紫竹の類であり、後者は背の高い孟宗竹がその代表である。世界にある竹は属で五〇、種類にして五〇〇をこえる。中国でみられるものは二二属、一八〇余種。その分布はきわめて広い。北は遼寧(リヤオニン)、山西(シヤンシー)省から南は広東(クワントン)省、西は甘粛(カンスウ)省、チベットから東は台湾(タイワ
Author: 王一之(ワンイーチー) Year 1965 Issue 8 PDF HTML
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5. バナナ 広東省
多年生の草本(そうほん)植物であるバナナは、赤道をはさむ南北三〇度内の熱帯·亜熱帯地方に適した作物である。原産はアジアの熱帯で、だんだん世界各地へ広まったと言われている。中国でも、広東(クワントン)、福建(フーチエン)、台湾(タイワン)、雲南(ユンナン)などの各省や広西(クワンシー)チワン(僮)族自治区などで栽培されている。広東省では、東莞(トンクワン)、茂名(マオミン)、潮汕(チヤオシヤン)、中
Author: 王一之(ワンイーチー) Year 1965 Issue 9 PDF HTML
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6. ひつじ 新疆
新疆(シンチヤン)の細毛羊は、中国が、この数年の間に、新たに飼育に成功したはじめての細毛羊品種である。この羊は、コーカサスのメリノ種やポレコス種のおすと現地のカザフ種のめすとを交尾させて、選択をかさねた末に、四代目にできた独自の品種である。産毛量や羊毛の質は父親に似て、同時に食肉用にむき、適応性が強い点では母親の血をひいている。新疆の細毛羊は、ふつうの羊にくらべてからだが大きく、丈夫である。おすの
Author: 王一之(ワンイーチー) Year 1965 Issue 10 PDF HTML
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7. ヤシ
ヤシは、熱帯の海べに育つシュロ科の常緑樹である。ヤシは熱さを好み、年間の平均気温二二度(C)以上でなければ育たず、二四度(C)以上でなければあまり実を結ばない。また、年間一五〇〇~二〇〇〇ミリの雨量を必要とし、それも平均して降らなければならない。おまけに、十分な日光が必要である。だから、潮風の吹く塩分をふくんだ大気の中では、ヤシはとくによく育ち、みごとな実をつける。中国のヤシの主な産地は、海南島(
Author: 王一之(ワンイーチー) Year 1965 Issue 12 PDF HTML