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Your search : [ author:沈亦周(シエンイーチヨウ)] Total 7 Search Results,Processed in 0.243 second(s)
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1. 祁連山に氷河をさぐる
ゴビの砂漠で名だかい中国の西北地方は、むかしから不毛の地だった。古い詩に「看風は玉門関(ユイメンクワン)をこさず」というのはこのあたりのことである。このとてつもなく広い砂漠に農作物ができ得れば……と昔の人は夢にさえ見た。だが夢はしよせん夢でしかなかった。ところがこの夢物語は人民の中国になった今日実現したのである。いまでは崑崙(クンロン)山脈や祁連(チーレン)山脈のふもとにみどりの沃野がひらけている
Author: 沈亦周(シエンイーチヨウ) Year 1964 Issue 2 PDF HTML
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2. チベットの表情
わが国のチベット族の人民は四年間つづけて豊作をかちとったが、今年はもっとすばらしい収穫をあげようとはりきっている。「世界の屋根」といわれているこのチベット高原で、このように毎年豊作をかちとるということは、かつては考えられもしなかったことである。一九五九年の春、チベットの少数の上層反動分子がまきおこした武装反乱をしずめ、チベット人民の要求にもとづいて民主改革をおこなっていらい、ここに天地をくつがえす
Author: 沈亦周(シエンイーチヨウ) Year 1964 Issue 7 PDF HTML
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3. ぶどうの名産地トルファン
九月にはいると新鮮なぶどうが豊富にでまわり、人びとの味覚を楽しませる。ぶどうは万人向きのくだものだが、保存や輸送がむずかしく、新しいぶどうが出まわる期間はきわめて短い。だが、幸いなことに干しぶどうが作れるので、人びとは四季をとおしてこの「珍果」を味わうことができる。ところで中国の干しぶどうのなかで一番有名なものは、新疆(シンチヤン)ウイグル自治区のトルファンで作られる「種なし白干しぶどう」である。
Author: 沈亦周(シエンイーチヨウ) Year 1964 Issue 9 PDF HTML
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4. 草原の牧畜内蒙古
中国北部に横たわる内蒙古(ネイモンクー)自治区一一八万平方キロの広びろとした土地には、ゆたかな鉱物資源を蔵した中国最大の林業基地―大興安嶺(ターシアンリノ)林区、現代化した工業基地としてすでにある程度の規模をそなえている包頭(ペオトウ)、農業の発達した黄河(ホワノホー)オルドス地区などがある。だが、なんといっても、中国牧畜業の主な中心地として名を知られているのが、この内蒙古自治区である。水や牧草に
Author: 沈亦周(シエンイーチヨウ) Year 1964 Issue 10 PDF HTML
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5. 下丁家生産大隊の耕地づくり
下丁家(シヤテインチヤ)は山東(シヤントン)省膠東(チヤオトン)半島の山村である。またこの村は黄(ホワン)県大呂家(ターリユイチヤ)人民公社にぞくする生産大隊でもある。渤海(ポーハイ)に近く、山がちなこのあたりは、抗日戦争当時には格好の遊撃戦の根拠地だった。山々をぬって流れる急流―泳汶河(ユンウエンホー)は西北から海にそそぐ。この川の両岸に起伏する谷間につらなる八つのちいさな部落が下丁家生産大隊を
Author: 沈亦周(シエンイーチヨウ) Year 1965 Issue 6 PDF HTML
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6. 自然にいどむ人びと
一〇年で収穫高が五倍にはねあがった。それは、かつて抗日戦で銃をとった手が、いま鋤くわをとって土とたたかった革命的伝統の勝利であった。高い山をけずり、いりくんだ谷をととのえ、ひどい貧乏村をゆたかにした―これは指導と集団の力の物語……華北平野にひろがる晋察翼(山西(シヤンシー)·察哈爾(チヤハアル)·河北(ホーペイ))辺区といえば抗日戦争のころにその名をうたわれた革命根拠地の一つである。ここを訪ねるた
Author: 沈亦周(シエンイーチヨウ) Year 1966 Issue 1 PDF HTML
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7. 黄河河口はんらん地帯にこがねの穂波
数百、数千年のあいだ、黄河(ホワンホー)の水は、両岸の土地をうるおし、人びとはそこで働き、生活してきた。黄河流域は、四〇〇〇年にわたる中国の歴史の発祥地であり、民族文化のおいたちの地である。黄河は、また、災害をもたらす川としても世界で有名だった。おし流されてくる大量の土砂の堆(たい)積によって、黄河の川床は堤防の両わきの地面より高くなった。黄河は、「地面より高い川」になり、夏に大雨が降るたびに氾(
Author: 沈亦周(シエンイーチヨウ) Year 1966 Issue 5 PDF HTML