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Your search : [ author:李順然=文 楊振生=写真] Total 99 Search Results,Processed in 0.124 second(s)
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1. 第十三話 フビライの一本の矢―元
ジンギスカンは北京を攻め落したが この土地にあまり興味を示さなかった 北京を大都と呼び、元の都としたのは ジンギスカンの孫のフビライである 北の小国、燕がうぶ声をあげて二千余年 北京は初めて統一中国の都となったのだ この都の中心の皇居の位置をきめたのは
Author: 李順然=文 楊振生=写真 Year 2003 Issue 1 PDF HTML
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2. 第十四話 マルコ·ポーロと鐘楼の鐘―元
元の大都の城壁には門が十一あった 仏教と道教の守護神、哪吒(なた)にあやかったという 大都の鐘楼の鐘は市民に時を告げた 夜、百八つの鐘で街は眠りに就いたという 大都の妙応寺に白い高い塔が建った 遠くネパールから来た工匠が造ったという 大都に一人のイタリア人が住んでいた
Author: 李順然=文 楊振生=写真 Year 2003 Issue 2 PDF HTML
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3. 第十七話 城門をめぐる―明
北京の地下鉄環状線には 十八の駅があるそのうちの十一の駅名が 門という字で終わっている 宣武門 和平門 前門 崇文門…… 北京の地下鉄環状線は 明·清の城壁の地下を通っている
Author: 李順然=文 楊振生=写真 Year 2003 Issue 5 PDF HTML
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4. 第十八話 十三の皇帝陵―明
明の十三陵のなかで いちばん大きいのは永楽帝の長陵 いちばん小さいのは崇禎帝の思陵 いちばん人が訪れるのは万暦帝の定陵定陵の地下宮殿は絢爛(けんらん)豪華だが 万暦帝は満足できなかったろう なぜなら最愛の女性が ここに葬られなかったからだいちばん大きな長陵前にも触れましたが、明の永楽帝(一三六〇~一四二四年)の南京から北京への遷都計画には、北京附近の皇帝陵の造営も含まれていました。もともと初代皇帝
Author: 李順然=文 楊振生=写真 Year 2003 Issue 6 PDF HTML
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5. わたしの北京五十万年
北京を訪れた雪舟 この旅を「観光」と記する書もあるあのころの「観光」は 「厳しい修行の旅」の同義語だったずっしり重い二字だった 物見遊山ではなかった 「観光」先の中国で半世紀も修行し北京に骨を埋めた日本僧もいた五塔寺 大鐘寺 智化寺北京に都を置いた元のフビライ(一二一五~一二九四年)は、ネパールから工匠を招いて、妙応寺にネパール風の白塔を建てました。これに学んだのでしょうか、北京に遷都した明の永楽
Author: 李順然=文 楊振生=写真 Year 2003 Issue 7 PDF HTML
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6. わたしの北京五十万年
紫禁城、それを囲む城壁 明朝は北京に城を築いた 円明園、頤和園、乾隆花園……清朝は北京に庭を造った 庭造りに精をだした乾隆帝 その庭でよく遊んだ西太后 城も、庭も、いまでは
Author: 李順然=文 楊振生=写真 Year 2003 Issue 10 PDF HTML
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7. 最終話 北京の点と線のパズル
北京五十万年の歩みは 和の心のバトンタッチ この広いグラウンドで 農耕民族 遊牧民族 狩猟民族が 融合しあい 交流しあい 和の心を培(つちか)い育(はぐく)んできた 和の心は世々代々
Author: 李順然=文 楊振生=写真 Year 2003 Issue 12 PDF HTML
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8. 第十五話 烤羊肉と涮羊肉―元
晩年のジンギスカンは道教びいき 老道士の丘処機を招いて政治の話を聞いたその孫のフビライは儒教、仏教を好んだ 国号の「元」も儒教の教典『易経』から取ったネパールから工匠を招いて白塔を建てた 北京っ子の羊肉好きは元代かららしい 北京の名物料理「烤羊肉(カオヤンロウ)」や「涮羊肉シュアンヤンロウ」も ルーツはジンギスカンやフビライが絡(から)んでいるジンギスカンと白雲観元の太祖ジンギスカン(一一六二~一
Author: 李順然=文 楊振生=写真 Year 2003 Issue 3 PDF HTML
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9. 街角の食堂経営者 趙玉学さん
北京市海淀区永定路に住む趙玉学さんは、小さな食堂「紫雲餐館」を経営している。この食堂はもともと、ギョウザと炒め物料理で成功し、その後、オーナーの趙さんが山西省出身ということで、山西省の特色料理であるあんかけ麺や同地の家庭料理をメニューに加えた。本場の味に常連客も大満足で、ますます繁盛している。紫雲餐館に入ると、すぐに趙さんが歩み寄って、笑いながらあいさつを交わすため、何度か足を運べばすぐに親しくな
Author: 楊振生=写真·文 Year 2004 Issue 1 PDF HTML
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10. コンピューター専攻の大学生李涛さん
李涛さんは二〇〇一年秋、北京の大学に入学した。両親の「保護」と「監視」の目から離れた彼は、まるでカゴから飛び立ったばかりの小鳥のように、興奮と緊張を覚えながら、新しい独立した生活を開始した。北京に来たばかりの頃には、天安門の朝の国旗掲揚式を初めて見る前の晩、興奮して一晩中眠れなかったり、万里の長城に登った翌日、疲れから寝坊して授業に遅刻したり、両親に北京ダックを食べてもらおうと老舗の全聚徳まで買い
Author: 楊振生=写真·文 Year 2004 Issue 2 PDF HTML