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Your search : [ author:朱謙之] Total 2 Search Results,Processed in 0.077 second(s)
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1. 朱舜水
中日文化交流の歴史はひじょうに古いが、中国の素朴的唯物主義を日本に伝えたのは、明末の朱舜水(一六〇〇~一六八二年、明の万暦二十八年~清の康煕二十一年、慶長六年~天和二年)をもってはじめとする。朱舜水は名を之瑜(しゆ)といい、字は魯?、浙江省余姚の人で、松江に籍をおいた。彼の事績については今井弘済、安積覚の『舜水先生行実』および海東逸史の『舜水先生別伝」にくわしい。朱舜水は、数回日本へ赴き出師を乞う
Author: 朱謙之 Year 1963 Issue 4 PDF HTML
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2. 空海と漢文学
真言宗の開祖空海は、すぐれた学者でもあった。空海のごとき多芸多才の持ち主は、盛唐のころの中国でさえまれであった。言語学者としては漢語、梵語に精通し、またいろは歌と五十音図の作者としてつたえられている。書では篆、隷、楷、行、草、飛白のいずれをもよくし、日本における書道界の祖と称せられる。絵画にもすぐれ、いまも京都の東寺に所蔵される真言七祖画像のうちの竜猛、竜智菩薩像および高野山普門院の勤操大徳像はみ
Author: 朱謙之 Year 1963 Issue 5 PDF HTML