Current Location: Home » Full Text Search
Your search : [ author:本誌·車慕奇] Total 4 Search Results,Processed in 0.091 second(s)
-
1. 近代化めざして脱皮する町
北魏(ほくぎ)の書道家鄭道昭(ていどうやよう)(四五五~五一六)は山東省掖(えき)県の雲峰山に「鄭文公碑」を残している。これは中国書道芸術が隷(れい)書から楷(かい)書へと向かう里程標として、中国の書家から国宝と見なされているだけでなく、日本の書道家にも高く評価されているものだ。全日本書道連盟理事長の種谷扇舟さんや、板田隆一、黒田玄夏、飯高和子さんなど、多くの書家がみずから雲峰山にのぼって碑を研究
Author: 本誌·車慕奇 Year 1993 Issue 2 PDF HTML
-
2. 「徐福の故郷」で新説
よもやの「包囲攻撃」今度の山東半島めぐりは工場や農村を見学するほか、親戚友人を訪ねるのが目的で、考古学の研究をするつもりは毛頭なかった。ところが竜口につくと、竜口市共産党委員会宣伝部の徐さんが、昨年の『人民中国』三月号を手にしてこういった。―本号の特集「中国の徐福(じよふく)研究」では、徐福のふるさとは江蘇省の贛楡(かんゆ)県だと述べているが、有力な証拠もないし、分析も不十分だ。竜口市博物館の唐禄
Author: 本誌·車慕奇 Year 1993 Issue 9 PDF HTML
-
3. 莫高窟の今と昔
敦煌研究院の創立五十周年を目前に控え、私は再び莫高窟を訪れた。私にとってこれは、四度目の敦煌訪問だった。文革中に初あて訪問私と莫高窟との縁は実に一九七五年にさかのぼる。文化大革命の災厄はまだ終わっていなかったが、一人のカメラマンと甘粛省を訪れたのを機に敦煌に足を伸ばしたのだ。当時は莫高窟を見学する人などほとんどいなかった。「批判」からはもう「解放」されていたとはいえ、常書鴻所長はまだそのショックか
Author: 本誌·車慕奇 Year 1994 Issue 2 PDF HTML
-
4. 敦煌の華麗な変貌
敦煌は、甘粛省の西端に位置する人口十五万人ほどの都市だが、外国人にとっては、人口百五十万人の省都蘭州よりもずっと有名な存在となっている。「世界遺産」に指定敦煌市の面積は三万一四〇〇平方キロで台湾よりやや狭いが、その大部分は蒙古語でゴビと呼ぶ砂漠と石の山で、人間が生存できるオアシスはわずか四%、一二五六平方メートルしかない。「大きなキャンバス一面に黄色の砂漠を描き、ポトリと緑の色を落としてオアシスに
Author: 本誌·車慕奇 Year 1994 Issue 12 PDF HTML