北魏(ほくぎ)の書道家鄭道昭(ていどうやよう)(四五五~五一六)は山東省掖(えき)県の雲峰山に「鄭文公碑」を残している。これは中国書道芸術が隷(れい)書から楷(かい)書へと向かう里程標として、中国の書家から国宝と見なされているだけでなく、日本の書道家にも高く評価されているものだ。全日本書道連盟理事長の種谷扇舟さんや、板田隆一、黒田玄夏、飯高和子さんなど、多くの書家がみずから雲峰山にのぼって碑を研究...
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北魏(ほくぎ)の書道家鄭道昭(ていどうやよう)(四五五~五一六)は山東省掖(えき)県の雲峰山に「鄭文公碑」を残している。これは中国書道芸術が隷(れい)書から楷(かい)書へと向かう里程標として、中国の書家から国宝と見なされているだけでなく、日本の書道家にも高く評価されているものだ。全日本書道連盟理事長の種谷扇舟さんや、板田隆一、黒田玄夏、飯高和子さんなど、多くの書家がみずから雲峰山にのぼって碑を研究...