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Your search : [ author:日本貿易振興機構企画部事業推進主幹 江原規由] Total 193 Search Results,Processed in 0.099 second(s)
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1. 中国社会を守る「七人の侍」
有人宇宙船「神舟6号」が宇宙飛行士二人を乗せ太空に舞いました。中国の科学技術の粋が結集された快挙といってよいでしょう。二〇〇七年に打上げ予定の「神舟7号」から始まるプロジェクトでは、船外活動(宇宙遊泳)が予定されています。こうした神舟プロジェクトの成果は、今日中国が抱える資源·エネルギー問題、環境問題、人口問題などといった難問解決に、大きく貢献することになると期待されています。「科学発展観」を打ち
Author: 日本貿易振興機構企画部事業推進主幹 江原規由 Year 2005 Issue 12 PDF HTML
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2. 中国経済を見る試金石の年
二〇〇五年の第1~3四半期(一月~九月)、中国は九·四%の高成長を遂げました。今年から始まる「第十一次五カ年規画(十一·五規画)」でも、年平均八%前後と高い成長を目指すことになっております。ただ、中国の高成長は、これまでとは異なった環境に直面しており、中国経済は新たな対応の時を迎えたといえます。ダムに喩えれば、水量(成長)は増えたがダム底に不要な沈殿物(環境·資源·エネルギー問題の先鋭化、格差拡大
Author: 日本貿易振興機構企画部事業推進主幹 江原規由 Year 2006 Issue 1 PDF HTML
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3. 「世界の工場」から内需主導へ
中国経済が脱皮しようとしています。一九七八年に始まった改革·開放政策で、一九四九年の新中国成立以来三十年間、閉ざしてきた「門戸」を、世界経済に開放しましたが、それは「未知との遭遇」ほどのインパクトがあったといえるでしょう。それから二十三年後には、念願の世界貿易機関(WTO)に加盟し、門戸開放はさらに拡大されたわけですが、同時に、「狼来了」(狼がやってくる)、つまり外国勢に中国市場が蹂躏される、と大
Author: 日本貿易振興機構企画部事業推進主幹 江原規由 Year 2006 Issue 2 PDF HTML
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4. 「新農村」建設で「共同富裕」の実現へ
二〇〇五年十月の党十六期五中全会で採択された第十一次五カ年規画(二〇〇六~二〇一〇年)で、「新農村」建設が重大な歴史的任務と位置付けられ、一連の重要政策措置が提出されました。「新農村」というフレーズは、一九五〇年代以降、中央の重要文献や国家指導者の講話にひんぱんに登場していますが、胡錦涛総書記―温家宝総理の現政権は「新農村」建設を、かつてないほど重視しています。一例を示せば、昨年十二月、農業税の徴
Author: 日本貿易振興機構企画部事業推進主幹 江原規由 Year 2006 Issue 3 PDF HTML
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5. 深まる竜、象、熊の蜜月関係
二〇〇五年、中国経済は九·九%成長を達成しました。経済規模で世界第四位に躍進、貿易額では第三位、そして外貨準備額では第二位です。かりに人民元が切り上がるようなことがあれば、世界経済における中国のプレゼンスはさらに高まることになります。中国が経済大国になったのは、「外資を導入し、モノを作り、輸出してきた」という成長パターンが大きく貢献したからです。それには良好な対外関係の維持·発展が、中国の持続的経
Author: 日本貿易振興機構企画部事業推進主幹 江原規由 Year 2006 Issue 4 PDF HTML
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6. 全人代の「目線」と中国経済の「目線」
日本でいえば国会に当たる第十期全国人民代表大会(全人代)第四回全体会議が閉幕しました。今年の全人代は、「目線」が実に広角でした。温家宝総理は『政府活動報告』で「新農村建設」を重大な歴史的任務としました。インフラ建設を農村に重点傾斜すること、また二千六百年間も続いてきたという農業税を廃止することなど、弱者の立場にある「農業、農村、農民」の「三農」に、広範かつ実質的配慮が払われました。「三農」だけでな
Author: 日本貿易振興機構企画部事業推進主幹 江原規由 Year 2006 Issue 5 PDF HTML
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7. 七つの色で表される中国経済
現在は緑、未来は藍、革命は紅まず、緑から始めましょう。今、中国では緑の付いた四字熟語が目立ちます。「緑色GDP」「緑色文化」「緑色食品」「緑地投資」などです。緑には合法的、理想的、客観的、正当、安全、安心などいろいろな意味があります。例えば、「緑色GDP」。成長至上主義だった中国経済は、成長に伴って資源·エネルギー問題、環境問題、腐敗、犯罪、事故など成長コストが高くなり、第十一次五カ年規画(二〇〇
Author: 日本貿易振興機構企画部事業推進主幹 江原規由 Year 2006 Issue 6 PDF HTML
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8. 「自主創新」で世界の「創新大国」へ
昨年来、「自主創新」がしきりと提唱されています。三月の全国人民代表大会(全人代)でも、第十一次五カ年規画においても、この四字成句は最も目に触れ、耳にする国家的スローガンの一つでした。温家宝総理は、全人代での『政府活動報告』で「中国は科学技術と自主創新による経済社会発展の歴史的段階に入った。創新型国家を建設するため『国家中長期科学·技術発展企画要綱』を全面的に実施する」としました。三月二十日には、『
Author: 日本貿易振興機構企画部事業推進主幹 江原規由 Year 2006 Issue 7 PDF HTML
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9. 中国経済に棲む動物たち
中国では古来より、東に青龍、西に白虎、南に朱雀、北に玄武という想像上の動物が、守護神として棲むといわれてきました。中国経済にも多くの動物たちが棲んでいます。牛に牽かれる株式市場株式用語では、強気を「Bull」(牛)、弱気を「Bear」(熊)と言います。今、中国の株式市場では、「熊」に代わって「牛」が主役になろうとしています。今年五月、『新規株式公開管理弁法』が実施され、一年余り中止されていた新規株
Author: 日本貿易振興機構企画部事業推進主幹 江原規由 Year 2006 Issue 8 PDF HTML
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10. 中国と外資の「ウィン·ウィン」関係を
世界銀行の予測によれば、昨年、中国は英国を追い抜き、世界第四位の経済大国になりました(GDP規模で二兆二千六百万ドル)。対外貿易でも世界第三位であり、外貨準備高では二〇〇六年に入って日本を追い越し、世界第一位(八千四百億ドル)となっています。対中進出した外資系企業は、こうした中国の成長や世界経済におけるプレゼンスの向上に大きく貢献してきました。対中進出した外資の中国経済における貢献(二〇〇四年)を
Author: 日本貿易振興機構企画部事業推進主幹 江原規由 Year 2006 Issue 9 PDF HTML