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Your search : [ author:日本国際貿易促進協会調査編集部長 武吉次朗] Total 2 Search Results,Processed in 0.079 second(s)
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1. 工場に見る中国の国づくり
北京の郊外にあるビニロン工場を見学したときのことだ。陳列室に、ビニロン綿やその製品とならんで、コンクリートブロックのような物があった。何でこんなところにこんな物が、とわたしがしげしげながめていると、説明員がこういった。「この工場の動力源であるボイラーは、毎日多くの石炭を食いますが、石炭ガラの始末に手をやいていました。工場食堂の炊事員の発案で、石炭ガラを型に入れてプレスし、食堂の燃料に使ってみたら、
Author: 日本国際貿易促進協会調査編集部長 武吉次朗 Year 1972 Issue 4 PDF HTML
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2. 友人として扱われた「留用」日本人
「留用」という言葉をご存知だろうか。「一定期間留めて任用する」という意味の中国語だが、「留用」に人生を賭け、青春を捧げた日本人が、六十年前の中国東北部におおぜいいた。日本軍国主義の降伏後、米国の後押しを受けた国民党の解放区侵攻で内戦が不可避となった時、東北の中国共産党とその指導する八路軍(当時の呼称は東北民主連軍。後の中国人民解放軍第四野戦軍)は、さまざまな職種の日本人を残留させ、協力を要請した。
Author: 『友誼鋳春秋』の訳者 武吉次朗 Year 2006 Issue 1 PDF HTML