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Your search : [ author:廉暁春] Total 3 Search Results,Processed in 0.068 second(s)
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1. 中国の切り紙
切り紙は中国の農村ではぐくまれた民芸品である。長い年月、農村の婦人はハサミと小刀と紙を用いて刺しゅうの型紙、窓花(旧正や祝日に窓やかべにはる切り紙)、灯花(灯籠にはりつける切り紙)などをつくっていた。それは実生活や闘い、理想を表わすものであった。解放後、「百花咲きそろわせる」という毛主席の文学·芸術方針にみちびかれて、切り紙はいっそう多彩なものになった。広はんな農民と切り紙をつくる民芸家は、切り紙
Author: 廉暁春 Year 1973 Issue 12 PDF HTML
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2. 花灯(かざりどうろう)
中国では、「花燈」(飾り燈籠)というと、誰でもすぐ「燈節」(燈籠祭り)を連想する。では、それはいったいどのような祭りなのだろう。「燈節(トンチエ)」「燈節」はまた「元霄節(ユエンシヤオチエ)」ともよばれ、中国の民間につたわる伝統的な祭りのひとつだ。毎年旧正月の十五日がその祭りの日ということになっているから、今年は二月十一日になる。この日は「元霄(ユエンシヤオ)」を食べ、燈籠遊びをするのが中国各地に
Author: 廉暁春 Year 1979 Issue 1 PDF HTML
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3. ろうけつ染
蠟染めといえば、二〇年前のたのしい取材旅行が思いおこされる。たしか一九五九年のことだ。中央工芸美術学院の先生二人といっしょに貴州省へ行って蠟染めの調査·研究をおこなった。華やかな大都会から、はじめて、山水に囲まれたミャオ族の村に入ったときは、まるで「おとぎの国」に入ったような感じだった。風がわりなおもしろい竹づくりの家がならんでいる。ただ、その竹の家であろうと、谷川のほとりやあぜ道、あるいは木陰で
Author: 廉暁春 Year 1980 Issue 4 PDF HTML