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Your search : [ author:夏衍] Total 4 Search Results,Processed in 0.148 second(s)
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1. 『世交』と『知音』と
インドの文化代表團は北京にわずかの間しか滯在しなかつたが、そのわずかの間にわたしは何度も思い出に、あのうつとりとするような、心の底まであたたまつてくるような思い出にふけつたものだ。インドを訪ねてから、もう一年半になる。それなのに、印象は昨日のできごとのようにはつきりしている。アジヤンターの壁画、エローラの石窟、ナランダ寺の遺蹟、さてはインドラニ·ラーマン女史の舞姿、ビスワス氏の歌声、こうしたものが
Author: 夏衍 Year 1955 Issue 9 PDF HTML
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2. もっとも大切なのは相互理解
『懶尋旧夢録』の一部が阿部幸夫さんの翻訳によって、まもなく東方書店から出版されます。去年の秋、阿部さんが北京に見えられ、まえがきで日本の読者になにか話してほしいという。青年時代の七年を日本で送った私は晩年、中日友好協会の仕事にたずさわり、話したいことは山ほどあるのですが、往事は煙のごとく、一体どこからはじめたらいいのか……。私は十九世紀最後の年に生まれ、八十七歳になります。この時期は中国も、日本も
Author: 夏衍 Year 1987 Issue 9 PDF HTML
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3. 祝福
(カメラ俯瞰·遠景)貧しい山間の村(音樂)(カメラゆつくりと近づいてゆく)(オーヴアーラツプ)1山あいに十軒ばかりのあばら家が、点在している。(カメラゆつくりと移動してゆく)解說の声(低いが、しつかりした口調で)「いまの若い人たちにとつて、これはもう遠い昔の出來事である。いまからおよそ四十何年か前、辛亥革命の前後、浙江省內、浙江の東部のある山間の村で……」(音樂)(カメラあばら家から細い急な山道に
Author: 原作…魯迅 脚色…夏衍 Year 1957 Issue 1 PDF HTML