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Your search : [ author:中日共同学術調査隊の記録 楊逸疇] Total 6 Search Results,Processed in 0.102 second(s)
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1. 東チベット3000キロ初踏査
これまで、七五〇〇メートルを超える世界の高峰のうち、征服されていないのはナムチャバルワ(七七八二メートル)とクーラカンリ(七五五四メートル)だけであった。昨年、中国は日本の神戸大学西蔵(チベツト)学術登山隊に対して、初めてクーラカンリ峰登山とラサと成都を結ぶ川蔵公路沿線の科学調査を許可した。この地方の初の対外開放である。日本の有名な登山家平井一正教授を総隊長とする神戸大学西蔵学術登山隊は、中国登山
Author: 中日共同学術調査隊の記録 楊逸疇 Year 1987 Issue 2 PDF HTML
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2. 東チベット3000キロ初踏査
昨年、日本の著名な登山家平井一正教授を総隊長とする神戸大学西蔵学術登山隊と中国科学院の科学者は、ヒマラヤ山区のクーラカンリ峰(7554メートル)とラサ―成都間の川蔵公路3000キロの沿線において、地質、地貌、地球物理、植物、昆虫などについて共同調査を実施した。クーラカンリ峰は、ヒマラヤ山脈の中段、チベットのロザ県内にそびえている。険阻にして峨々たる峰は、世界の7500メートル級の高峰中の処女峰であ
Author: 撮影 楊逸疇 Year 1987 Issue 2 PDF HTML
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3. タクラマカン砂漠
本文参照タクラマカン大砂漠―中国の地図を開くと、西北部新疆ウイグル自治区の中に大きく広がる砂漠だ。“死の海”として内外に知られている。東西の長さ約一〇〇〇キロ、南北の幅約四〇〇キロ、面積三三·七万平方キロ。日本列島がすっぽり入ってしまうほどの大きさである。サハラ砂漠に次ぐ、世界第二の大砂漠であり、また、現在世界で唯一の、まだ詳しく探査されていない大盆地である。昨年九月から十月にかけて、中国科学院の
Author: 写真 楊逸疇 Year 1989 Issue 5 PDF HTML
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4. ヤルツァンポ江大湾曲部の渓谷にて
中国の西南辺境にひろがるチベット高原の南部には、世界で最も高いところを流れる大河がある。その両側には大山脈が峰をつらねる。南側がヒマラヤ山脈、北側がガンガルデセ山脈、ニェンチェンタングラ山脈だ。大河は西から東へしぶきをあげて流れてゆく。この河が有名なヤルツァンポ江である。約二年間、われわれは「神秘の渓谷」といわれてきたヤルツァンポ江の大湾曲部を踏査し、忘れがたい印象をえた。機上からみるヤルツァンポ
Author: 中国科学院青蔵高原総合科学調査隊隊員 楊逸疇 Year 1975 Issue 8 PDF HTML
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5. タクラマカン砂漠科学調査(上)
“死の海”への挑戦わたしは過去、ヒマラヤに十四回登っているし、中国と日本をつなぐ大海も渡っている。ただ砂漢にはまだ足を踏み入れたことはなかった。八カ月前になるが、縁あって科学調査隊に参加し、世界に名だたる中国新疆ウイグル自治区南部のタクラマカン砂漠に入ることになったのである。タクラマカンという言葉はウイグル語で「入れば、出られない」という意味だ。この大砂漠は、東西約一〇〇〇キロ、南北四〇〇キロほど
Author: 中国科学院地理研究所助教授 楊逸疇(本誌特約記者) Year 1989 Issue 5 PDF HTML
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6. タクラマカン砂漠科学調査(中)
風がつくり出す芸術大砂漠の懐での調査はまた、絶えず風砂と付き合うことでもある。ある日、わたしたちは「大河沿」西北部の地質調査に出た。データに必要なものを集め終えると、日はすでに暮れかかっていた。この時だ、突然風が激しく荒れ狂ったのである。風は砂粒をふくみ、それが頰にあたってひどく痛い。もうもうと砂塵が上がり、数歩先は何も見えなかった。わたしたちは急いで臨時の設営地、マジェンルクに引き返すことにした
Author: 中国科学院地理研究所助教授 楊逸疇(本誌特約記者) Year 1989 Issue 6 PDF HTML