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1. 原体験としての日本語
ラジオの深夜放送は卒業するメディアだ、と言ったのは、長年ラジオのパーソナリティーを務めたアーティストの福山雅治さんである。「あるときから聞かなくなるが、原体験として残るメディアだ」(『朝日新聞』二〇〇五年三月二十八日付け)同感である。遠い昔の学生時代、ラジオの深夜放送は私の生活の一部だった。番組のオープニングメロディーはもちろん、深夜の孤独を癒(いや)すパーソナリティーの温かい語りかけは、遙かな時
Author: ノンフィクション作家·キャスター 青樹明子 Year 2007 Issue 6 PDF HTML
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2. 我が憧れの“妻管厳”
ある人がある人をさして、こう言ったとする。「あいつはどうやら気管炎(チークワンイェン)(気管支炎)だね。それもかなり重症だ」すると聞く側は、病状どころか、とっさに彼の妻を、頭に思い描いてしまう。何故なら中国で「気管炎」といった場合、まず“妻管厳”のことだといっていいからだ。音が非常に似ていることにひっかけた、しゃれである。妻管厳とは妻の管理が厳しい、という意味で、いってみれば恐妻家のことだ。なにし
Author: 青樹明子 Year 1997 Issue 2 PDF HTML